素晴らしいニュースが飛び込んできた。

上士幌町TOP

2015年度の寄付額が、町民税収の5倍以上の14億円を超えた北海道上士幌かみしほろ町では、認定こども園(定員120人)の利用料を4月から10年間、完全無料化する。総務省によると、ふるさと納税で認定こども園を無料化するのは珍しいという。

上士幌町の同年度のふるさと納税は9億5000万円で全国トップクラス。
納税の返礼特典である「十勝ナイタイ和牛」の人気が高いことがあげられる。

すでに無料化されている幼稚園部門に引き続き、一部有料となっている保育園部門を完全無料にする。

1/27付け 読売新聞・夕刊より引用


戦略的な施策に賞賛を与えるべき


本当に素晴らしい。子育て支援の重要さをよく理解している施策だ。
地方都市では少子高齢化の影響をもろに受けてしまうことから、やはり子育て支援を充実させてなんとか少子化を食い止めようという動きがさかんだ。

まるで”危機感”が政府とは違う。

確かに政府の役割はもっと大きなことなのかもしれない。財政、国防、社会保障など多岐に渡るが、深刻な社会問題である少子高齢化に対してはあまり積極的に取り上げない。
地域の実情に合わせて効果的な政策を決める点では、地方独自の対策で実行すべきだ、と言う意見も納得できる部分はある。

しかし、政府が方向性を見出すことで地方もやる気になるのではないかと思う。
安倍首相の掲げる「1億総活躍社会」で子育て支援の位置づけは上位にあるとは思えない。
今後も高齢者優遇、経済最優先の政策が実行されれば、どんどん少子化が進んでいくだろう。

だが、他の野党も納得のいく対案を出さないので、当面は中央政府よりも、今回紹介した上士幌町のような施策をモデルに、地方都市の首長は子育て支援を充実させてほしい。

素晴らしい取り組みをなされた、上士幌町の竹中町長、町役場の職員の方々、町議会の方々に敬意を表します。
ちなみに1月30日に東京で、上士幌町のイベントがあるようなので、行ってみてはいかがでしょうか。
 
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上士幌町ホームページ→http://www.kamishihoro.jp/


記事・大堂光輝



 
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