おおさか維新の会の前代表で党法律政策顧問を務める橋下徹前大阪市長が18日、ツイッターで昨年の分裂劇でたもとを分かった維新の党を痛烈に皮肉った。

維新が目指す民主党との合流が先送りになったとの一部報道を受け、

「相変わらず、先読み力がないし、戦略性もない。交渉についてのノウハウもないようだ。場当たり的。依頼があれば維新の党の法律政策顧問をやってあげますよ(笑)」と書き込んだ。
hsmt150518


残念だが全くの正論


維新の党は民主党との合流を目指しているが、その真意は一体どこにあるのだろうか。
安倍政権の打倒が目的なら、その願いは通じないだろう。

橋下氏の言うとおり「場当たり的」であり、当初、維新が掲げた理念とは正反対の民主党と合流するなど、信じられない行為だ。

松野代表は橋下氏の人気を借りながら、維新を分断し、最近はリベラル路線まっしぐらの民主党に擦り寄っている。そんなことで政治家としての責任を果たしていると、言えるのだろうか。

dly1412250044-f1

松野頼久

憲法改正や安全保障を巡る認識は、おおさか維新と、維新の党ではまったく異なる。
さらに集団的自衛権に否定的な民主党と組むことで、日本が危険な状態にある国防の議論に大きな影響がでると思われる。

民主党は相変わらず、政権批判に走り、安倍政権を崩すことにしか頭にない政党だ。
そこに国民の支持は全くない。そんなことに期待していないのだ。

もっと政策の議論で、自民党と戦わなければならない。
子育て、いじめ問題、安全保障、社会保障など、課題は多岐にわたる。

その状況で相変わらず批判ばかりして、政治家としての責務を果たしていない。
多くの国民はそれに気付いていて、気付いていないのは民主党の執行部だけである。

民主党と、維新の党はいいかげん、国民が冷めた目で見ていることに気付くべきである。
安保法案に反対している方々、(特に若い世代)は受け皿の対象に民主党や維新の党にするつもりはないだろう。

勘違いしているからこそ、維新と合流するのだろう。
党内改革をろくにせずに、ただ野党の結集を叫ぶ政治手法に、国民の支持は広がらない。
橋下氏の発言は、まったく自然なものであり、国民の意見を代弁していると考える。


記事・大堂 光輝


 
このエントリーをはてなブックマークに追加