~この記事の要点~

・米兵補充兵シリア・ラッカに到着
・サウジによるイエメン空爆が活発化
・イエメン和平と情勢


皆様お疲れ様です。ゴールデンウィーク真っ只中ですが、めげずにお伝えしていきたいと思っています。
世間では帰省に観光、家族サービスで忙しい方々ばかりだと思います。ちょっと国際情勢が気になるかたは、このブログでさくっと情報収集していただければと、思います。


米兵150名がラッカに派遣

▼ついにラッカ入りした増派の米兵(ParsToday)
parstoday 米兵増派

イルナー通信の情報では、新たな米兵150名がラッカに派遣された模様です。それ以上の情報はさすがに配信されていません。(軍事情報なので、わざわざ公表して作戦内容が漏れることがあってはならない)
ですが、これは先日のオバマ大統領が発表した米軍増派によるものだと思います。早速実行に移したことになりますが、ISに向けてのものであるならば歓迎すべきです。
日本ではあまり伝えられていませんが、IS戦の状況は非常にうまく進んでおり、ISは確実に弱体化しています。ここで増派を敢行して、地上部隊を派遣し、有志連合の攻撃第3段階へ近づけるためにも、今は非常に重要な時期に差し掛かっていると言っていいでしょう。


この米兵増派に関して、ロシアのラブロフ外相とシリア政府は、「シリアへの主権の侵害」だと主張しています。
果たしてこの主張は正しいのかどうか、よく見極める必要がありますが、シリア政府からすれば、対ISに向けられたものであるならば、逆に感謝すべき事案なのですが...。
そしてロシアにも内政干渉だと言うべきなのですが...。



イエメンでサウジ軍の空爆が活発化

▼サウジの空爆が激化するイエメン(ParsToday)
ParsToday サウジ空爆

サウジ軍の爆撃機が、イエメン北部サマダ・ジャウフ州など広い範囲で空爆を実施しています。
サウジは最近、ものすごく軍事作戦を積極的に実施しています。イランがこの地域への介入に力を入れていますから、それに応戦する形ですね。


抑えておくべきポイントは、このサウジを中心とした空爆で、フーシの勢力は確実に弱体化しています。フーシを支援しているイランがこのあとどのようなアクションを取るのか、注目すべきです。
サウジに関して言えば、GCCでの成果として受けとめていいでしょう。積極的な介入は対イランと、湾岸諸国を牽引する責任からでしょうか。



クウェート会議と、イエメン情勢

▼アデンで道路爆弾が炸裂 犯行声明は出ていない(アルジャジーラ)
アルジャジーラ アデンの道路テロ

さて、そのイエメン和平会議ですが、イエメン政府が会議の出席を凍結しました。
その理由は、フーシ側が停戦を全く守っていないからということです。イエメン政府の発表では(一方的な見方かも知れませんが)フーシが1日で217の停戦違反があったとの報告がなされています。
仮にこれが事実だとしたら、戦闘は常態化しているということです。むしろ通常の戦闘状態よりも多いのではないでしょうか。
イエメン和平は比較的進んでいるとお伝えしてきましたが、政府側が会議の出席を凍結しましたから、雲行きが怪しくなってきました。優位に進めている政府側にはまだ余裕がある証拠なのかもしれません。


一方、治安状況ですが、アデンで道路爆弾が爆発し、4名死亡、負傷者8名が確認されています。
犯行声明は出ていません。



とりあえず本日はここまでですが、重要なニュースはたくさん入っていますが、特集も含めてどんどんあげていきますのよろしくお願いします。


Mitsuteru.O


引用参考元
・サバー通信
・イルナー通信
・アルジャジーラ


Mail:japan.in.the.world919@gmail.com
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