カテゴリ:

~この記事の要点~

・ケニアでバイオテロ計画犯逮捕
・米軍がIS幹部殺害
・出口の無い対テロ戦争


ケニアで衝撃的なテロ計画


衝撃的なニュースが入ってきました。ケニアでバイオテロの計画が立てられていて、何とか摘発したようです。

・ケニア警察トップのジョセフ・ボイネット長官は、ISにつながる東アフリカのテロ組織による大規模なテロ計画を阻止したと発表
・容疑者らは炭疽菌を使ったバイオテロを計画していたとしている
・この計画に関連してケニアとウガンダの警察がこれまでに3人を逮捕したことを明らかに
ボイネット長官
「同容疑者の組織には医療専門家もいて、ケニアで炭疽菌を使ったバイオ攻撃を仕掛ける計画だった」




これは怖いですね。ケニアでは首都ナイロビで2013年にショッピングモールで大規模テロ攻撃がありましたから、テロへの関心は高まっています。
ケニアの警察当局のプレスリリースには、「アフリカでのISの影響はケニアに留まらず、ソマリアなど他の国々にも進出している」と掲載されています。
さらに脅威なのはバイオテロを企んでいたこと。生物兵器ですよ。ゲームや映画の世界の話かと思いますよね。

▼強力な毒素を持つ炭疽菌(CNN)
たんそきん ロイター


炭疽菌は、実験室で製造するのが比較的容易だそうです。
粉末、スプレー、食品、または水を使用して運搬されることが可能。炭疽菌は、発熱、腫れ、息切れ、激しい痛み、混乱、流血や軟便、さらには死を引き起こす可能性があります。
非人道的な行為です。爆弾で無差別に死傷させる自爆テロも非人道的ですが、こうした生物兵器の使用は恐怖でしかありません。
アフリカのテロ組織といえば、ショッピングモールテロを起こした、アル・シャバーブやアルカイダ、ボコ・ハラムといったところですが、ISにつながるのネットワークがあるのかどうか...。
とにもかくも、摘発されたことに胸を撫で下ろしています。ISは絶対に生物兵器を使用する気ですからね。


以下のサイトに炭疽菌についての学術的な詳しい記述が掲載されています。
気になる方は、ご覧になってください。


米軍がIS幹部殺害作戦


米軍がシリア・イラクで、ISの幹部を狙った作戦を実行したようです。


・米軍はシリア、イラク両国で、ISの狙った空爆を相次いで実施し、オーストラリア国籍の幹部2人とスーダン国籍の幹部1人を殺害
・米国防総省と豪司法省が5日、発表。
・国防総省のクック報道官によると、米軍は4月22日、シリア北部アルバブでスーダン国籍のアブ・サード・アルスダニ幹部を標的に、有人機による空爆を実施。同幹部は米英とカナダに対するテロ計画に関わっていたという


ISの幹部を外国人が努めているケースが増えてきました。対外的な宣伝と、英語などの言語を買われて抜擢されるのでしょうか。
また、出身国内に帰ってテロ攻撃をさせるために、わざと高い地位を与え、忠誠を誓わせるという手法なのかもしれません。
先日の当ブログでお伝えしたホームグロウンテロもしかり、もはやISの思想(厳格なイスラム原理主義に基づくカリフ国家の設立)など関係ないのでしょう。
ISの思想に共鳴してISに参加しているとは思えない。ただ、社会への不満を発散させるためではないのか?


社会に不満があったり、自暴自棄になったとしても、なぜ過激派へ参加するのでしょうか。
暴力で全てを解決し、さらに目的達成のために大量殺戮も辞さないという組織が世界中にはたくさんあります。
しかし、いわゆるヤクザや半グレとは違って、テロリスト達は本気で新たな秩序を作ろうとしています。新たな国家の樹立のために、爆弾を製造し、銃を乱射し、人質を取ることで目的を達成しようとする。


米軍の動きを見ていて思うのですが、対テロ戦の「新しい戦争」は「終わりのない戦争」なのだとつくづく思います。
国家ではない、非国家の組織が相手に掃討作戦は可能なのか。追えば追うほど、出口のないトンネルにさまよっているような感覚になります。
これから20年、30年後の世界はどうなっているのか。その岐路に今、私たちは立っていると思います。


Mitsuteru.O


引用参考元
・CNN
・INQUISITR
・時事通信


Mail:japan.in.the.world919@gmail.com