米大統領選については、何度か当ブログで扱ってきましたが、トランプ氏の勢いは本物ですね。

トランプ
(CNN)

当初は自由な発言で、やりたい放題言っていましたが、大統領選の勝利が現実味を帯びてきてからは、発言も穏やかになってきました。なんとも言えませんが、本人も完全にその気です。

米CNNなんかは、トランプ氏が大統領選に立候補したとき、手放しでトランプ氏の応援をしていましたが、現実に大統領の可能性が高まってからは、必死になって批判しています。笑
大統領選を盛り上げるために、米メディアも当初はトランプ氏という”異物”をおもしろがって扱っていましたが、いよいよ取り返しのつかない状況まできています。

日米同盟という、世界のなかでも強固な同盟関係を結んでいる日本にとって、アメリカの新大統領次第では大きな政策変更を余儀なくされます。

日本とアメリカの関係について、ハフィントンポストでヨハン・ガルトゥング博士の講演内容が掲載されていましたが、その一部をご紹介します。

「日本は今後、世界の平和のためにどういう貢献ができるか、についてお答えしたいと思います。答えは非常に簡単です。失礼ですけど、今の段階では、皆さんは貢献できないと思います。貢献できる事はないと。残念ながらこの段階では、日本はアメリカの指示に従って行動している訳ですから、アメリカが平和に貢献することを望まなければ、貢献できないという事です。」

「これは皆さんよくご存じと思いますが、六本木の一角に大きなビルがあって、その上にはヘリポートもある。(※編注:東京都港区にある赤坂プレスセンターの米軍基地のことと思われる)そのヘリポートという存在から、日本の政策の細かい点に至るまで、日本が占領下にある、いわば独立国ではないという事がお分かりになると思うのです。 」

引用元・ハフィントンポスト
http://www.huffingtonpost.jp/kenji-sekine/johan-galtung-peace-study_b_9880842.html?utm_hp_ref=japan


ハフポストはリベラル論調で有名ですが、このような記事を載せていることに驚きました。
日本は主権国家ではない、アメリカの属国状態である、という指摘は保守派から出そうな意見ですが、今回ハフポストに載っていたことは驚きました。
ただ最後のほうには南京事件や慰安婦問題についても突っ込んでいましたが...。

トランプ氏の主張の中に、在日米軍の全額負担を求める、というものがあります。
それが嫌なら、米軍は撤退する、と。
日本で今後期待する議論として、米軍が本当にいなくなったら日本の国防は本当に大丈夫か?ということ。
このような議論が自然に出てこないとおかしいですよね。
自衛隊の今の戦力や、当局の情報収集能力に問題はないか?
保守・リベラル共に、真剣に議論をする必要があります。
その議論で国民を巻き込むことができなかったら、相当日本人の国防への意識は低いですよね。
まさに国民的議論を期待したいと思います。

個人的にはトランプの大統領はありえるのかな、と思います。
以前まで「トランプ氏が大統領になることはない。ヒラリーが結局勝つ」
と言っていたので申し訳ないですが、トランプさん、本物ですね。

お昼からも頑張りましょう。


Mitsuteru.o


Mail:japan.in.the.world919@gmail.com


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