日本時間の昨夜、10時くらいにイラクのバグダッドでテロが起こったニュースを知りました。
ISによる犯行です。
今回のテロは大規模なもので、なおかつ大量殺人のための計画的な犯行だということです。

イラクの首都バグダッドで11日、イスラム教シーア派地区にある市場での大規模な爆発に続き、さらに2件の自動車爆弾攻撃が起き、合わせて少なくとも94人が死亡、約150人が負傷した。ISが3件全てについて犯行声明を出した。

バグダット
 

最も規模が大きかったのは午前10時(日本時間午後4時)ごろ、バグダッド北部サドルシティー地区の市場で発生した爆発で、少なくとも64人が死亡した。同地区では過去にも同様の事件が相次いでいる。 

引用元・AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3086784?cx_part=topstory


かなりの死者が出ました。
ちなみにパリの同時多発テロは死者130名。
ブリュッセルでは35名。
昨年のベイルートでは45名。
今回のバグダッドは94名です。

にも関わらず、報道や一般の人たちの反応は鈍いですよね。
これがヨーロッパの大都市との違いなのでしょうか。
同じように世界は悲しむべきではないですか?
イスラム教の方々(過激思想ではなく普通の。穏健な。)は本当に心優しいですよ。
ネットメディアの代表をしていたとき、東京代々木のモスク、東京ジャーミィに取材しましたが、お祈りしている方々は本当に世界の平和を願っています。

だけど日本の一般層からは、「イラクとかシリアだったら仕方ないよね」と、そんな声が聞こえてきそうです。
これはテロに対する誤った見方につながりかねません。
ISはかつてのアルカイダと違ってアメリカなど、外国へのテロ攻撃よりも、比較的中東地域でのテロが多いですよね。
それが特徴とも言えるのですが、なぜそうするかと言えば、わざわざ外国にまでリスクを犯して国境を越える必要がないから。

恐らく彼らは、外国への攻撃はホームグロウン、ローンウルフに任せておけばいい。
そう考えているのでは?
つまり現代はそんな時代なのです。

その本家大元のISが地元でテロ攻撃(しかも今回のような多くの死者が出るような攻撃)を仕掛けたことは、何かのサインなのかも知れない。

もしかしたらバグダッドでテロを起こしたことが、次の攻撃のサインかも知れない。
絶対に何かが繋がっています。連絡手段は電話、メール、SNSだとして、それはすぐに傍受される時代。
それならば他の手段を使うはずです。

だからこのバグダッドテロのニュースを軽く扱うことは危険なのです。

日本では連日の雨から一転、今日は良い天気でした。
治安を脅かす事件も起きないですし、今日も平和を享受しています。
この平和を維持することを、切に願います。


Mitsuteru.O 


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