一連の政治資金スキャンダルで、大騒動の巻き起こしている舛添氏は即刻辞職すべきである。

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これまで報道などで数多くの疑惑が掛けられながらも、「調査をしっかりする」などして責任を逃れ、時間を稼いでいたが、結局6月1日の会見では都民に迷惑を掛けているとしたうえで、スイートルームとファーストクラスの利用を控えると発表に終わった。誰かに言われるまでそんなことも決断できない人物をこのまま都知事に据えていていいのだろうか。



舛添氏は国会議員時代、他人の政治資金の使い道について厳しく追及したこともある。また、お金の管理や使い道にはとても厳格で、悪い言い方をすれば非常に「せこい」ことで知られる。
都民の税金で集めた予算も、「せこい」支出をしようと考えなかったのだろうか。報道を見る限りでは公私混同を繰り返し、会議が行われる場所に家族も同行させるなど、政治家として、都知事として失格の行為である。



そう考えると、大阪で府知事、市長を務めた橋下徹氏の実績や取り組み姿勢が際立って見える。実際に万年赤字の財政を黒字転換にさせた実行力や、公立高校の無償化、街作りの実績など類を見ない。行政のトップとして目に見える形でハッキリとその姿勢が伺いしれた。



それに対して舛添氏の姿勢はどうだろうか。もはやこのような事態になってしまえば、挽回する余地も残されていないと思うのだが、舛添氏が東京で何をしてくれるのか、何か期待することはあるだろうか。
私は東京都民ではないが、東京に住んでいる方々でも、舛添氏が何か新しいことをやってくれるのではないか、という期待感は感じていないのではないかと思う。



もはや残された道は辞職しかない。このままでは東京都民が不幸である。このような人物を都知事にした都民の責任もあるが、まさかここまで金銭スキャンダルが浮き彫りになるなど、思いもしなかっただろう。
東京は世界を代表する都市である。そのトップに君臨する人物が言い訳ばかりをして、責任を逃れる言動を繰り返しているようでは、東京都民は本当に災難である。


Mitsuteru.O

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