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G7サミットとオバマ米大統領の広島訪問が無事終わり、日本の警察当局の評価がまた一段と高まっているが、この成果を糧にして東京オリンピック、またはラグビーワールドカップなどの国際的な行事の警備に生かそう、という機運が高まっている。それは間違いではないのだが、サミットが終わったからと言って安堵してはいけない。テロ集団を掃討し、テロが起こらないレベルにまで弱体化させて初めて、テロ対策を誉めるべきである。

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先日、警察庁長官が会見を開き、上記で示したようにサミットの警備を今後に生かす趣旨の発言をした。とりあえず一区切り付いた、との見解であろう。それはそれで良い。ただテロが起こる危機は変わりないのも事実である。今、目の前に日本でもテロ攻撃が起こる可能性は大いにある。



何度も当ブログで指摘しているが、日本で起こり得るテロとは、イスラム過激派だけでなく、反日思想の中国人や韓国人、さらに国内の(日本人の)反政府思想の持ち主など、多岐に渡る。テロといえば、イスラム過激派がやるものだという間違った認識は今この場で捨てていただきたい。



ドイツでは新たにテロを企てたシリア人3人が拘束されたという。難民に紛れて入国したようだ。ドイツではパリやブリュッセルのような大規模なテロは起こっていないが、難民を多く受け入れてきたドイツはここで副作用が働いていると考える。
難民を受け入れることは、人道上とても重要な行為だが、受け入れる側には国防上のリスクを負うことになる。なので簡単に難民を受け入れるとも、受け入れられないとも言えない、複雑な課題である。



さらに米国防省が発表した年次報告書にはテロの脅威が一段と高まっていることを明記している。国際的な対IS掃討作戦は進んでおり、イラクではファルージャ解放作戦、シリアではラッカ奪還作戦、リビアではシルト攻略作戦など、中東の至るところで対IS作戦が行われている。(多くの日本人はその事実を知らない)
確実にISは弱体化しているのだが、テロリストというのは不利になればなるほど、大規模なテロを行う傾向にある。つまりテロ攻撃が起こる可能性の高い時期とは、今なのである。



日本でテロが起こる可能性は欧州に比べると低いかもしれないが、日本も攻撃対象にあることを忘れないでほしい。ここまで私が再三ブログで呼び掛けているのは、日本人にも早く国際的な世論の一員として国際情勢に参加してほしいからである。
集団的自衛権さえも、国民が一致して決められない国家など稀である。その程度の国際情勢の理解度では、テロがどれだけ危険かも想像できないのも納得だが、時代はもはやそのことを待ってくれないことを理解すべきである。


Mitsuteru.O