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バグダディ

やはりISの指導者、バグダディは生きていた。これは予想通りで、筆者の見立てでは恐らくシリア国内に潜伏すると見られる。どこで音声が録音され、どこで発信されたのかは不明だが、指導者の音声が公開されるということは、ISが窮地に立たされていることの証明であり、世界各国でテロ警戒が必要だ。これが、何らかのサインであるとしたら、様々な国に潜伏しているIS戦闘員やローンウルフテロ犯が行動に出る恐れがある。日本でも同じように警戒したい。

参考記事「世界中が追っている男 IS指導者バグダティはどこにいるのか!?」

さてバグダディの肉声についてだが、第一報をAFPが報じている。それによるとバグダディ本人の肉声が公開されるのは1年ぶりであり、その内容はIS戦闘員に徹底抗戦を呼びかける内容だという。現在イラク・モスルでイラク軍などによるモスル奪還作戦が行われているが、ISはひどく劣勢に立たされておりモスル解放は目前だと言われている。こうしたなかで指導者自らの肉声を発表することで、IS戦闘員の士気を上げ、徹底して戦うよう指示したと見られる。しかしこれが先ほど申し上げた通り、世界中に潜む戦闘員への攻撃のサインだとすれば、本当に恐ろしいことである。パリやブリュッセルで起きたように、欧米各国の中心部で大規模なテロが計画されている可能性は極めて高い。しかも、バグダディは約1年に渡って、その行方をくらませており、その間に大規模テロの計画を入念に練っていたとしても不思議ではない。

日本国内でひとつ気になる出来事があった。以前からISとのつながりを指摘されてきた、イスラム法学者の中田考氏が経営するリサイクル店で違法行為があった疑いがあるとして、警視庁により自宅などを家宅捜索したとのニュースである。疑惑は盗まれた物の売買を避けるため、帳簿をつける必要があるのだがその記録を残していなかった疑いが持たれているという。

これは疑い深い家宅捜索である。中田氏は2014年に北海道大学の男子学生がISに戦闘員として加わろうと計画していた事件に関連し、警視庁の家宅捜索を受けていて、その捜査が続いているところである。この家宅捜索は何か別の目的で行われた可能性が高い。つまり、ISとのネットワークを持つ中田氏の元に、日本でのテロ計画に関する資料が集まっている可能性があるということだ。モスルで壊滅状態に近い打撃を受けているISを奮闘させるために、指導者バグダディの音声を公開し、世界中の戦闘員に攻撃せよ、と命じる。そのタイミングでISと関わりを持つ中田氏が逮捕される。全てがつながってしまうのだ。

イランメディアなどではモスルはまもなく陥落する、と伝えられているし、イラク国内のISはほぼ壊滅するようだ。何度も言うが大規模なテロが仕掛けられるとすれば今だ。劣勢に立たされたときに必ずISは攻撃を仕掛ける。大都市の交通インフラやショッピングモールなどでは最大級の警戒が必要になると、ここで警鐘を鳴らしたい。


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