TPPを巡る国会運営で、与野党で攻防が続いている。というよりも国会議員の中で意図的に審議を妨害しているように国民の目には映るのではないだろうか。TPPは多くの所で議論されている通り、国家の行く末を大きく左右する政策協定である。農業改革や自由貿易の名の下に、日本国民の生活に大きな支障をきたす問題のある法案だと、筆者は思っているが、その多くの国民の反対の声を残念ながら野党は代弁することはなく、いよいよTPP承認の流れに落ち着くと見られる。


政策論議が進まなかった野党の戦略

TPP野菜
 
民進党、共産党を中心とした野党の国会戦略はいつまで経っても直らないようだ。今回のTPP審議でも山本農水相の失言ばかりを取り上げ、TPPの中身についての議論はとても薄かった。採決の方向で与野党で合意しながら、採決間近になってから、かつての平和安全法制のようにプラカードを掲げ、「強行採決反対」と叫ぶ。世界に日本の政治が低レベルだと発信しているようなものである。非常に恥ずかしい。

そもそも国会議員は国民に選ばれた、国民の代表である。プラカードを掲げてデモのような行為をするのは国会の外でやるべきだ。国会議員にもなってプラカードを掲げ、政府与党に抗議すること自体、とても低レベルである。国会中継を放送しているテレビ向けへの宣伝としか思えない。政策論議で勝負できないことの証明であり、あまりにも幼稚な行動である。


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