すでに承知のようにマティス国防相が来日し、尖閣諸島に日米安保条約第5条が適用されることを明言しました。各方面で報じられていますので、ここではマティス氏の発言要旨を淡々とシンプルにお伝えします。(重要だと思われる部分については赤字にしています)

安倍・マティス
 

「この地域に外遊した理由は、米国が日本国民と肩を並べて歩みを共にすることに対して、一切、誤解の余地がないようにしたいからだ。私どもは日米安保条約5条が本当に重要なものだと明確にしたい。それは5年先、10年先でも変わることはないだろう

「日米安保条約に基づく対日防衛義務や同盟国への拡大防止の提供を含め、米国の関与を再確認する」

「尖閣諸島は日本の施政下にあり、日米安保条約5条の適用範囲だ。米国は尖閣諸島に対する日本の施政を損なうとするいかなる一方的な行動にも反対する

(普天間飛行場の移設について)「日本政府の努力に感謝する。辺野古への移設が唯一の解決策だ

現在、(11時前)稲田防衛相とマティス国防相の共同会見が開かれています。その詳細は後日取り上げます。日本にとってはトランプ発言を受けて懸念していた、尖閣防衛のあり方について、国防相本人から「5条適用」の確約を取ったことは成果といえるでしょう。発言にもあったように「尖閣諸島に対する日本の施政を損なうとするいかなる一方的な行動にも反対する」という部分は中国を名指しで批判するようなものであり、中国への明確なメッセージとなりました。

ここから中国の言動が活発化すると思いますが、決して動じず、粛々と尖閣防衛にあたってほしいと思います。海上自衛隊と協力して日米の部隊を尖閣周囲に常時派遣してもらいたいと願っています。

(大阪発・Mitsuteru.O)
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