「NATOは時代遅れ」だと痛烈な批判を展開していたトランプ氏が、このほどNATOのストルテンベルグ事務総長と電話会談し、5月下旬に開かれるNATO首脳会議に出席することで合意したようです。

NATO

会談内容と一致点は以下の通りです。(AFP、産経)

・軍事費の応分負担をどう実現するかについて協議
・すべての加盟国がGDPの2%まで防衛費を増額する可能性についても議論
・ウクライナ危機の平和的解決の可能性に関して話し合ったほか、安全保障分野で緊密な連携を続けることでも一致

日米同盟でさえ、駐留経費負担をもっと計上せよというくらいですから、「時代遅れ」と批判したNATOに対しても軍事費負担を迫っているようですね。まあ、そうでないと日本人である私達は納得しないですよね...。

なにはともあれNATO首脳会議に出席の意向を示したことで、欧州の首脳もまずは一安心といったところでしょうか。クリミア紛争やテロなど、欧州の安全保障環境も依然として緊迫状態が続いていますから、米国の関与は絶対に手放せないのが実情です。

先日のEU非公式協議で、米国の必要性は改めて示された形になりました。トランプ氏がいくら問題児だといえ、米国の協力はEUの安定とNATOの役割を考えたとき、必要不可欠なのは明白です。そのジレンマを抱えながら、当分は欧州の苦悩が続いていくと考えられます。

(大阪発・Mitsuteru.O)
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