アマド計画の中心人物であり、革命防衛隊の高官だったファクリザデ氏

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イランの核科学者モフセン・ファクリザデ氏が暗殺されました。ファクリザデ氏はイランで最も著名な科学者でありながら、イランの極秘核開発計画「アマド計画」を主導し、イランのエリート軍隊・革命防衛隊の高官を務めていました。


まさに知る人ぞ知る、恐るべき科学者!と表現したらいいでしょうか。
イランでは革命防衛隊の司令官スレイマーニ氏も暗殺されましたが、ファクリザデ氏は一切公に姿を表すこともなく、IAEAの査察の際も顔を出すことがないくらいベールに包まれた人物でした。


ファクリザデ氏は2000年代初めにイランの核開発計画で重要な役割を果たしたと言われています。


イランはこれまで一貫して核開発は全て民生使用、平和利用のためだと主張してきましたが、世界各国の諜報の成果を舐めてはいけません。


イランの核開発は極秘に進められており、敵対するイスラエルの諜報機関モサドが中心になり、アマド計画を入手したのです。およそ5万5000ページに上るその極秘核開発計画が存在したことになり、イランの核開発は決定的なものになったのも、記憶に新しいでしょう。


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(BBCから。アマド計画の一部を説明しているネタニヤフ首相。諜報、情報収集の成果ですね。日本も中国の尖閣攻撃計画や北朝鮮の核ミサイル情報をこうして入手できるくらいの能力があればいいのですが。。)


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(同じくBBCから。イランの核関連施設などを表した地図。紫は研究用原子炉、青緑は軍施設、緑は濃縮・エネルギー施設。赤はウラニウム鉱山)


イランが核開発をしているのはまず間違いない。そしてファクリザデ氏はその中心人物。命が狙われて当然なのです。


米欧や日本。そしてロシアやイランや中国。どちらが悪者なのかは自分がどちらに属しているかによって立場は変わるが、新たに核開発をして地域を脅かし、国際社会全体に影響を与えるのなら、ストップをかけられて当然でしょう!


殺されて当然、とはさすがに言いませんがイスラエルや西側諸国には危険人物の一番手だったはずです。先手を打って敵を消すのは当たり前のことなのではないでしょうか。


日本政府はこの案件についてはっきり意見を述べたほうがいいでしょう。立場を明確にすべきだと思います。イランとは伝統的に仲が良い、と言っていますが核開発を許していいのか?という着地点に行き着いてしまいます。


断固として核開発は許さない。そう発信しないと、北朝鮮がちゃんと見てますよ。


制裁をすり抜けて核開発にいそしむイラン


ロイターが先日ぶっこぬいたスクープには衝撃を受けました。


・イラン北東部に大規模なアルミニウム工場が存在

・一部は革命防衛隊が建設した極秘施設

・アマド計画の一役を担う、核ミサイルの推進力工場のためのアルミ粉末製造工場だと判明

・革命防衛隊幹部から最高指導者ハメネイ氏への書簡も発見

・金属粉末からミサイル燃料を製造し、燃料自給率を高める狙い


これらの事実が列挙され国際社会に発信されて、イランを擁護する人はいるのか?


今はイランを離れた革命防衛隊の元幹部や関係者のリークと思われ、信ぴょう性は高いので、事実だと思います。このように核は平和利用だ、とか言いながら平気でミサイル開発を続けるということは、それは核を積むためでょう?


ファクリザデ氏の殺害方法


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現場はテヘラン東部のアブサルド。


SP付きの乗用車で移動中に銃撃を受けて致命傷を受けました。


イラン政府や複数のメディアの情報によれば、遠隔操作による銃撃で、「現場には誰もいなかった」という!


人口衛星を使った遠隔操作で、停めてある車から小銃が自動発射。さらに日産自動車の小型トラックが爆発したとのことです。日産....。


恐るべきイスラエルの技術です。調べてみると今の時代の戦闘はこのような兵器を使うのがすでに一般的なようです。その中でもイスラエルの兵器はこの分野では世界一と言われていて、ドローン攻撃や今回のような無人小銃連射、といった分野では先進的らしいのです。


今後も敵対する要人をこのような形で暗殺する手法が多くなりそうですね。


特殊部隊も必要なくなるかも。死者や負傷者が出なくて済むわけですから。


まさに映画やドラマで描かれることが現実に起きています。そういう世の中になっているのですね。



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