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▼アメリカでは大統領就任式が無事執り行われ、バイデン新大統領が正式にアメリカ大統領に就任した。超厳戒態勢のなか、混乱なく終われたことは良かった。


▼ツイッターでも思わずつぶやいたが、日本のニュース、マスコミはアメリカは今でも分断しているとか、アメリカの内政についてとやかく言っているが、我が国の政治状況やコロナ対策、東シナ海における防衛体制など喫緊の課題は山積している。とても他国の心配をしている場合ではない。


▼そこでバイデン大統領の登場で日本への影響はどうか。国際協調路線でWHOの脱退撤回や、パリ協定への復帰をはじめ、外交面で直接日本に国益を損なうようなことは目に見えて起こる心配はないだろう。


▼懸念すべきは対中路線である。国際世論ではバイデン大統領が中国に融和路線を取るのではないかという心配がある。私も同感である。日本は尖閣諸島を侵略され、とても中国と仲良くできるわけがない。国際的にはウイグル族へのジェノサイドや、武漢熱の責任、東南アジア海域への軍拡など、国際社会は対中包囲網を構築しつつある状況だ。


▼バイデン大統領の中国に関する言動は常に注視していかなければならない。少しでも中国に対して妥協や融和を取るようなことがあれば、日本は歯止めを掛けるべきだろう。世論やマスコミを気にするので表立ってはできないだろうから、水面下で米国に本音で交渉できるチャンネルを構築しておくべきだろう。



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