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26日午前11時すぎ、岡山市内を走っていた山陽新幹線の下り、新大阪発、鹿児島中央行きの「みずほ615号」の車内で、男がライターで持っていた紙に火をつけました。

警察によりますと、火は周りにいた乗客がペットボトルのお茶をかけてすぐに消し止め、けがをした人はいませんでした。

は岡山駅に駆けつけた警察官に放火未遂の疑いでその場で逮捕されました。

調べによりますと、男は、いずれも自称で神戸市東灘区の無職、渡辺保弘容疑者(80)です。(NHK


絶対にテロと報じないマスコミ


新幹線車内というソフトターゲットを狙うテロ攻撃はテロ集団の常套手段である。マドリードやモスクワで実証されている通り交通機関にテロ攻撃を実行されると多くの死者を生み出す側面がある。


しかしながら日本のマスコミは本当に罪である。靖国神社爆破テロ未遂も「爆発音」と報じたり、今回も「紙に火をつけた」などと遠回しにソフトな書き方をしている。確かに年齢は80歳の容疑者であり、テロ集団に属しておらず、過激思想もないかもしれない。しかし犯行体系は確実にテロ行為を言える。


日本で「テロ攻撃」と報じられるのは、イスラム過激派が日本国内で自爆テロでも起こさない限り見られないだろう。テロは国内の不満分子や朝鮮系、中国系の過激派も含まれていることを認識すべきだ。

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イギリス中部のマンチェスターで22日夜(日本時間23日朝)、大勢の観客がいるコンサート会場の付近で爆発が起きた事件で、これまでに22人が死亡、59人がけがをし、警察は容疑者の男が持っていた爆発物を爆発させた自爆テロだったという見方を示し、捜査を進めています。(NHK)



有名な歌手、アリアナ・グランデのライブ終了後に犯行が行われ、今のところ22名が死亡した模様。爆弾テロとして英当局は捜査している。爆発物の詳細はまだ定かではないが、死傷者の数から見て相当な威力であったと予測できる。


これを他人事と思うかどうか


欧州ではテロ攻撃が繰り返されており、テロへの警戒は最高レベルに高まっている。当然テロ攻撃を示唆する動きや計画段階で拘束できる法整備はすでに整えているが、それでもテロ攻撃は未然に防ぐ事は難しい。日本では極左野党がテロ等準備罪を廃案に持ち込む戦略を取っているが、国際社会の動きとテロの実態を鑑みれば論外である。


日本ではオウム事件以来、テロ攻撃を目の当たりにしていない。オウム事件は同じ日本人の犯行であったが、外国人による犯行(例えばイスラム過激派や反体制派によるテロ)は日本では行われていないため米国や欧州での事件が他人事に思えるのだろう。事が起きてからでは遅い。世界中でテロが拡散している事実を正面から見つめるべきである。




テロ容疑者を野放しにする日本社会の危うさ

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共謀罪やテロ準備罪について、早期の成立を目指す政府・与党と、真っ向から対立して廃案に持ち込もうとする野党の構図で固まっていますが、そんな「テロ対策の法案でさえ全会一致で可決できないのか!」と不思議な気持ちになります。

一般国民にはあまり知られていないことですが、テロ対策とは情報戦、諜報戦の成果なのです。国家の情報機関がテロを企てる者を絞り出し、テロ組織につながる協力者に情報を提供してもらい、時には特殊部隊や軍も動員してテロ容疑者を追い詰めるのです。

その目的は言うまでもなく、「テロを未然に防ぐこと」です。捜査当局と国家、さらに国際社会全体はその目的のためだけに動いていると言っても過言ではありません。昨日、英国でテロ容疑者を拘束したニュースがありましたが、間違いなく諜報活動の成果の表れです。様々な情報を分析し、容疑者の動きを把握したうえで、テロの兆候が表れたところでの逮捕劇です。これでまたひとつ欧州でのテロを防ぐことができたのです。

日本ではどうでしょうか。テロ容疑者を摘発するための法案すら全会一致できない。挙げ句の果てには憲法違反だとか国家権力の暴走だと言っています。完全に「平和ボケ」です。恐らく日本は国際社会から笑われています。テロを未然に防ぐことにどれだけの労力をかけているのか、我々日本人は知らないだけなのです。平和ボケに付ける薬はあるのでしょうか。

多くの疑念が残る難民バス爆破テロの真相

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驚きました。
非常に驚くテロ事件がありました。

CNN
 

シリア北部のアレッポ近郊で、イランとカタールの協力で実現した、反体制派と政府軍の双方に囲まれ孤立していた町から住民を退避させる「保護作戦」の移動中に、バスの車列を狙った爆破テロが起こった。


これは非常にショックな出来事である。このニュースを見たときは非常に驚いた。


まずアサドを擁護するイランと、反体制派を支援するカタールの双方の合意で実現したこの「難民保護作戦」の意味合いは非常に意義があった。
老練なイランがこの合意をしたことにまずは驚いたのだが、米国・ロシアのコンタクトがあったにせよ、イランがこのような人道的な行動に出ることに非常に好感を持ったのだが...。

イドリブやケフラヤからのバスが続々反体制派が警護する地域に移動する最中だったようだ。
死者は現時点で126人。その中の少なくとも68人が子供だったという。

犯行声明は出ていないが、難民の移動を批判していたISかイスラム戦線(旧ヌスラ戦線)の可能性は高い。ひとつ引っかかるのはイランが介入していたことである。

ロシアと共に手を組み、アサド擁護でシリアへの影響力を高めようとするイランが反体制派を支援するカタールと合意したはずの今回の措置。イランが何らかの意志と意図を持って繰り出した政策は、いとも簡単にテロに葬り去られた。

イランはこのテロを防げなかったのか?
あるいは防ごうとしたのか?
警護は反体制派に任してよかったのか?
本気で難民を保護するならば、イラン正規軍を送るべきだったのでは?

様々な疑問が浮かぶ。ここまでの大規模テロをどの当局も見抜けなかったのか?
これは大いなる疑問である。シリアという土地柄、テロを容易に防ぐことはできないのも承知だ。かつてのアフガンやイラクのように。

しかし100人以上の死者を出すテロを警戒しながらも許してしまった原因はどこにあるのか?
シリア情勢をこれ以上悪化させても意味はないように思える。ISやイスラム戦線の犯行ならある程度飲み込むことはできるが、これが米国やイスラエル、サウジが絡んでいるなら、何か裏で大きな取引が行われているはずである。

深読みしすぎだろうか。


Mitsuteru.O

ロンドンテロを経てもなおテロ対策に否定的な日本の野党

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ロンドンで衝撃的なテロ事件が発生した。ロンドンの中心部で自動車による襲撃だ。さらに警察官を襲撃し、3人が死亡した。当初は単独犯との見方が強かったが、なんと当局は7人を逮捕したとのことだ。

ロンドン


テロと通り魔の曖昧な境界線

単独犯の犯行ならば、いわゆる通り魔的な犯行であり、テロの側面はあまり感じられなかっただろう。しかし、現代のテロの解釈は曖昧で通り魔なのか、テロなのかの境界線は未だにはっきりしていない。

重要な基準は、政治思想、宗教の違いである。これらに該当すれば単独犯であってもホームグロウン、ローンウルフとして扱われ、「テロ」と解釈されるだろう。

しかし日本では違う。政治的、宗教的な動機があったとしても、「テロ」と解釈される可能性は低い。

なせがと言うと、マスコミと政治が「テロ」という文言をあえて使わないことにある。それは国民を不安に陥れることを防ぐためだとも言えるが、そもそもそれは情報操作、世論操作だと指摘されてもおかしくない。

そもそも靖国神社爆破未遂事件にしても完全にテロ事件である。それをマスコミ各社は「爆発音事件」というふざけた表現で国民を騙したのだ。

そのような危機感の無さが国家の安全を脅かすことにつながることを、マスコミも政治家も気付いていない。政権与党の中枢が気付いていても、それを正しく伝えないマスコミがいる限り、日本人の平和ボケは治らないのである。


なおも共謀罪、テロ準備罪に反対の野党


平和ボケの象徴。それはマスコミだけでなく、野党である。民進党、共産党などの野党は日本の政治を任せる資格などないのと同然である。

今回のロンドン・テロはベルギーのブリュッセルで起こった大規模テロの1年後だった。再び欧州を不安に陥れようとする動きであることは明らかだ。

周到に計画されたテロ事件であることに疑いの余地はない。

これを現在審議されている共謀罪やテロ等準備罪に照らし合わせてみると、テロ実行前に計画された段階で摘発することができるのだ。これを日本の野党は廃案に持ち込むと言う。全く理解できない言動であり。本当に日本の政治家なのであろうか。

世論も同じことが言える。共謀罪、テロ等準備罪と聞けばどこか物騒に感じられ、例えば飲み会の席で社長を殴ろうと計画しただけで逮捕されるというような、馬鹿馬鹿しいデマが飛び出したりして、それを信じる世論も世論である。

そんなことはありえないのである。ましてやそれが理由でテロ対策を怠ることなど絶対にありえないことである。

世界が団結したテロとの戦いを繰り広げているなかで、日本だけがテロ対策の法整備をすることができない現状は情けないの一言である。

欧州などテロに対して危機感を持っている国は与党、野党に関係なく全会一致でテロ対策を強化している。それを国民も理解している。何もしていないのに共謀罪で逮捕されるなどと言っているのは日本だけである。

トランプ米大統領が言うようなイスラム教徒排斥や国境に壁を作るわけではない。国内におけるテロ対策を強化するのは現在の国際情勢を俯瞰すれば当たり前のことである。

今回のロンドン・テロはそのヒントになるはずなのだが、日本は本気でテロを防ごうとしているのだろうか。先行きが不安である。


Mitsuteru.O



 

【国際】バグダッドで爆弾テロ、51人死亡  日本人はどう思うか

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(CNN) イラクの首都バグダッド南西部で16日、自動車爆弾の爆発により、治安当局によれば51人が死亡した。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」がメディア部門のアマク通信を通し、犯行声明を出した。
地元の治安当局者によれば、事件が起きたのはイスラム教シーア派住民の多いバヤー地区にある自動車市場で、多くの人でにぎわっていたという。
事件を受けて米国務省のトナー報道官代理は「イラクのバグダッドの自動車販売店を狙ったISISによるテロ攻撃を、われわれは最大限、強い言葉で非難する」と述べた。

http://www.cnn.co.jp/world/35096773.html

バグダッド

恐れていた事態が起きました。ISによる犯行が濃厚です。私は何度もこのブログやツイッターで、ISによる大規模なテロ攻撃が起こると指摘してきました。

イラク北部とシリアの戦局を俯瞰しても、ISの劣勢は明らかで、テロ組織の常套手段である「劣勢のときの悪あがき」が現実のものになりました。

私がこのニュースで一番言いたいことは、我々日本人の考え方です。イラクという想像もつかない中東の土地で行われたテロを、「危ないところだから当たり前だろう」と思っていないでしょうか。

これが国際社会の現状です。人々は多くのことで悩みを抱えていますが、世界中でテロの脅威が存在する現実を考えたとき、私達はどう思うべきなのでしょう。

日本は大丈夫なのか、この平凡な毎日は果たして当たり前なのか。そう考えることで日本人の平和ボケは改善していくのではないでしょうか。 日本の平和は世界の当たり前ではありません。今もISは健在しているわけで、日本でいつテロが起こるかわかりません。このバグダッドのテロをどう感じるか。それは日本人の平和ボケのものさしになりそうです。


Mitsuteru.O




 

パリで再びテロ発生 テロリストは国内に潜む時代へ

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フランス・パリで再びテロ事件が発生しました。

ルーブル美術館

現場はルーブル美術館近くで観光客を大勢いた模様ですが、幸いにもケガ人はいなかったようです。今のところ明らかになっている情報は以下の通りです。

・襲撃した際、「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいた
・カズヌーブ首相はテロ事件としての特徴があるとの見方を表明
・襲われた兵士1人が頭部に軽傷を負った。容疑者は腹部を撃たれて重傷
・容疑者は29歳のエジプト出身者で、UAEに居住
・ルーブル美術館付近の道路は封鎖され、数百人の観光客が隔離を強いられた 
(AFP、CNN)


移民国家、フランスでは定期的にテロが起こる事態が続いています。「テロ」の定義は未だにハッキリしていませんが、今回の事件のように「アラー・アクバル」と叫ぶ性質の事件は、イスラム過激派が関与しているという見方から、「テロ」と断定されるようです。それが今の時代なのでしょう。

そう考えれば、これがムスリムではない、例えば無宗教の人物が行った犯行ならば、「通り魔」や「殺人事件」という扱いになり、政治的思想を帯びないイメージで片付くでしょう。

テロはかつて諸外国からの不法入国、または航空機ハイジャックなどで実行されてきました。つまり外敵からの侵入を防げばそれで良かったのですが、すでにご存知のように、現代では自国民が過激派の思想に感化されてテロを行う、「ローンウルフ型」「ホームグロウン型」のテロにシフトしています。

トランプ氏はテロ抑止のために特定の国家からの入国禁止を実行していますが、根本的な解決にはつながらないのです。外敵を侵入させないことは一定の効果が見込めますが、すでに潜伏している戦闘員や、これから感化されるような予備戦闘員の存在を忘れてはなりません。

ホームグロウンやローンウルフがテロ行う理由は、国内政治への不満がほとんどです。
これを意味するのはどういうことか。皆さんはすでにわかると思います。米国にも大きなテロが起こりえる可能性は非常に高まっているということを。

(大阪発・Mitsuteru.O)
Twitter:https://twitter.com/mitsuteru1127note「SPECIAL WEEK」https://note.mu/japanintheworld 

中国大使館爆破  テロ攻撃はついに中国にも

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2016年91  古川 光輝

 

 

大使館爆破の詳細

 

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キルギスの首都ビシケクにある中国大使館でテロ事件が起こった。爆弾を積んだ車が門に突っ込み、自爆した模様。運転手が死亡し、キルギス人の大使館職員が負傷した。

中国大使館はビシケク南部にあり、米国大使館の近所である。爆発があったのは午前9時半ごろ。灰色のキノコ雲が上がり、爆音は市内のほぼ全域に響いたという。爆発で大使館の壁が崩れた。運転手の遺体の一部は爆発地点から約600メートル離れた場所まで飛んでいったという。

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テロを実行した自爆犯はこの車の運転手であったことが明らかになっている。地元のビシケク警察筋はAFPの取材に対し、三菱自動車の乗用車「デリカ」が同日朝、大使館の門を突き破り、大使公邸に近い中庭の中央部で爆発したと説明した。

AFP通信 http://www.afpbb.com/articles//3099103?pid=18246704&page=1

 

キルギス外務省の発表によると、アブディルダエフ外相は中国の王毅外相と電話で会談し、当局が中国の外交官の安全を確保するために必要な措置を講じると伝える。

 

キルギスのジェニシュ・ラザコフ副首相「爆発によって死亡したのは自爆犯のテロリストだけだった」と記者団に語った。

 

中国外務省の華春瑩副報道局長は今回の事件について「中国側は非常に驚いており、こうした極端な暴力行為を厳しく糾弾する」コメントした。中国側はキルギス側に全容解明を求めている。

 

 

 

テロ攻撃は十分想定しておくべきだった

 
 

私は何度もこのブログや、前ブログ「日本国際問題マガジン」にて指摘してきたが、もはやテロ攻撃は全世界で警戒すべきレベルにまで、その危機は高まっている。

(参考記事 「日本人の国際情勢の無関心 もう何も知らないでは済まされない」)

http://japan-in-the-world.blog.jp/archives/1056517865.html

 

イスラム原理主義者(過激派)は米国を憎み、ニューヨークでの同時多発テロやボストンマラソンを狙った無差別テロで国際社会を震撼させた。その後、アルカイダの特徴である大規模テロに変わり、タリバンの復活やISの台頭で、シリアやイラクを中心に小規模なイデオロギーを剥き出しにした、卑劣な暴力行為が中心となった。

 

一方でISは暴力によるカリフ制国家樹立の目標のためにテロ攻撃を活発化。攻撃はヨーロッパにシフトし、パリ、ブリュッセル、イスタンブールに大規模な無差別テロを実行した。そして、イスラム教徒が多い東南アジアの過激派組織へのネットワークを生かし、協力を求め、バングラデシュの首都ダッカでもテロ攻撃を実行した。そして今回のキルギスで起こった中国大使館爆破である。

 

今回の記事は特定のテロリストを取り上げたものではない。テロ攻撃を企て、実行する全ての過激派組織目線を向けたものである。中国に関して言えば、十分にテロの可能性が予想できたはずである。中国は南シナ海、東シナ海での違法な活動が目立つが、新疆ウイグル自治区住民への弾圧は何年も前から問題視されてきた。つまり中国は「敵が多い国」なのである。

 

ウイグル族はイスラム教スンニ派の民族で、13世紀にかけて中央アジアに展開した遊牧民であると定義付けされる。中国国内に最も多く存在し、カザフスタンやウズベキスタン、そして事件のあったキルギスにも多くのウイグル族が存在する。

 

しかし現在の新疆ウイグル自治区は漢族の入植が進み、中国人民解放軍の人員を含めると、ウイグル族よりも割合が多いことがわかっている。現在、ウイグル族は東トルキスタン共和国樹立のために、中国からの分離独立を画策している。現代史眺めているとソ連やユーゴスラビアの例見るように、独立運動が活発化した時期があった。独自の文化と所属する国家との宗教の違いは最大限に尊重されるべきである。中国は共産党政権という独裁的な政権であることから、分離独立には相当なアレルギー持っており、ウイグル族を武力により弾圧する行動に出ているのは周知の事実であった。

 

2015年にタイのバンコクで起きた連続爆破テロは、亡命を目指していたウイグル族109人が強制送還されたことへの報復だとされている。実際に過去にこうした大規模なテロ攻撃がなされたことをしっかり認識しておけば、中国を標的としたテロの可能性も予想できたと言える。問題は中国の治安当局や諜報機関、ならびにキルギスの治安当局が、事件を防ぎきれなかった点である。治安当局と諜報機関は国家を守ること最優先の任務とする。日本の当局も、もう一度危機感を高めるべきである。

 

 

世界は危険で溢れている

 

 

 キルギスの武装勢力とISの関係についてだが、どうやら緊密な関係を持っていることはないようだ。しかしキルギスにはイスラム過激派の「ヒズブ・タフリール」という過激派が存在する。2006年に活動を禁止されてきたが、タリバンやアルカイダと緊密な関係だったことが明らかにされている。今回の犯行がその組織に属する者なのかは不明だが、可能性としては十分にあり得る。その場合、ウイグル人による中国政府への反発よりも深刻な事態であると言える。

 

特筆すべきはキルギス人約500人がイラクやシリアでISと戦うために出国した経緯があることである。ISからしてみれば、ISを味方しない者は全て「十字軍」とみなして、攻撃の対象とされる。そのため、キルギス政府はISによる攻撃の脅威に直面していると危機感を示していたのだ。まさにその通りになってしまった。防ぐにも防げないのがテロ攻撃である。

 

 従来の戦争は攻撃に至るまでに、様々な兆候が目に見えてわかるはずだった。外交が決裂して、戦争をせざる得ない状況に追い込まれ、戦闘状態に入るケースがこれまでの戦争に多く見られたが、テロは予告なしに、無差別に民間人の命を奪う卑劣な犯行だ。まさに殺人事件の「通り魔的」犯行であり、言い換えれば巷で起こる「殺人事件」も「テロ」と認定されてもおかしくないのである。

 

 何度も言うが、テロは何もイスラム過激派だけの犯行を意味するものではない。反政府組織や個人であっても、武装し、民間人を無差別に殺害する行為は、今の時代で言えば全てがテロと認定することが可能なのである。

参考記事 「仏・ニースのトラック突入テロ 日本人が頭に入れておくべきテロの恐怖」

http://japan-in-the-world.blog.jp/archives/1059319682.html

参考記事 「外国人戦闘員の帰還とホームグロウンテロの危険性」

http://japan-in-the-world.blog.jp/archives/1056563752.html

 

 以上のことを頭に入れておけば、世界はテロの脅威に対してどう向き合っていけば良いか考えるきっかけになるのではないだろうか。テロリストはISだけではないが、例えばISは日本を「十字軍」の一員だと認定している。日本は自衛隊をシリアやイラクに派遣していないし、武力行使を伴うテロとの戦いに参加はしていない。しかし米国の同盟国であり、多額の中東支援を約束していることに対してISは反発しているのだ。

 

 そして「危険な地域に出歩かないことが一番の予防策」といったような夢物語は現代では通用しない。実際、日本人に人気の観光地であったパリやブリュッセル、イスタンブールでもテロは起こっている。そのなかで邦人の旅行者が巻き込まれなかったことは奇跡である。

 

 日本国内でもテロの可能性は十分にありえる。イスラム過激派だけでなく、反日団体、反政府団体による攻撃や、ホームグロウンテロ、ローンウルフ型のテロにも警戒が必要だが、残念ながらその全てを実行前に摘発することは、日本の諜報レベルでは不可能だろう。ただこれらの認識を理解していれば、ある程度の心構えはできるはずである。日本人に足りないものはそこなのだから。「平和ボケ」というものがいかに国をダメにするものか私は改めて実感した。若い世代の皆さんには、今回の中国大使館爆破テロをきっかけにテロが身近にあるものだと認識してほしい。

 
 

(古川 光輝)
今、世界で起こっていること。みんなで考える。
「NOW! TIMES」

 


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中央大学で爆破予告 浮かび上がる犯人像は?

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世界的なテロ警戒のなかで許されない行為

爆破予告


 20日夜、東京の中央大学を爆破するという書き込みが大学のホームページに見つかり、休講などの措置を取り、警視庁は威力業務妨害の疑いで捜査しているということです。



  これが単なるイタズラなのか、はたまた無差別に一般市民を狙ったテロなのか真相はわかりませんが、あまりにも短絡的な行動といっていいでしょう。
爆発物は見つかっていないということですので、イタズラ目的だったという観測が強まっています。


世界がどのような状況か理解していない証拠


 世界は今、国際テロとの戦いの真っ只中です。シリア・イラクでは世界各国の連合軍がテロリスト掃討を目指し、空爆や地上部隊を展開して、テロリストへの攻撃を強めています。
また、欧州やアメリカでは最高レベルのテロ警戒を実施し、自国でテロが起きないように当局による捜査や警戒が日常の光景になっているのです。


 今回の爆破予告を見る限り、おそらくイタズラ目的であることはほぼ間違いないでしょう。
本物のテロリストである場合、爆破予告など行ないません。無差別に予告なく犯行を行い、犯行後に犯行声明を出すのがテロリストの常套手段です。
あえて言えば、今回の犯人は世の中のことを何も知らないと言っても過言ではないでしょう。


 もし、犯人が今も暗い部屋の中で、今回の犯行に関する情報をネットで集めて、このブログ記事を読んでいたのなら自分の愚かさに気付くでしょう。
世の中に何かの不満がある場合、それを変えていくのは自分自身です。誰も助けてはくれません。
それを爆破予告や無差別に他人を傷つけることで発散することは許せません。


 恐らく社会的不満を抱え、やることがなく暇だったのでしょう。イスラム過激思想や反日勢力の犯行ではなさそうです。
彼らは爆破予告などのような半端なことはしません。今の時代にこのようなふざけた犯行をすることは、相当な重罪です。世界は(日本も含めて)国際テロと戦っている最中だというのに。


ユーロポールが単独型テロ増加に警鐘


 爆破予告のような幼稚で短絡的な犯行に付き合っていることに、私自身、憤りと恥ずかしさを感じますが、時代が時代です。
爆破予告のあとに過激思想を身につける、または植えつけられる恐れも十分にあります。この犯人は逮捕後、一生公安当局のマークの対象になるでしょう。やむを得ません。

 
 それに関連して興味深いニュースがあるので紹介します。欧州警察機構(ユーロポール)が年次報告書を発表しました。


・ISが好む戦略として、単独型のテロが増加していることに懸念
・ISはイスラム教徒に対して単独型テロを行なうように呼びかけている
・欧州からシリア・イラクに戦闘員として渡航した者は5000人を超え、多くが母国に帰国している
・女性の戦闘員も増加している

ユーロポール


 単独型テロ。いわゆるローンウルフ型テロの増加に警鐘を鳴らし、警戒すべきとの報告がなされています。
日本はまさにこのテロ攻撃に警戒すべきであり、日本の場合これまでに何度も言っているように、イスラム過激派以外の犯行の可能性が考えられます。





 それは外国人ではなく、今回の爆破予告を行なったような幼稚な考えの下に、日本人がテロを行なう可能性が十分にあるということです。
「日本人がテロをするなんて」そんな甘いことを言っている時代ではありません。国際社会を俯瞰して下さい。テロは現代で最も驚異的で悪い意味でのトレンドになってしまっているのです。


 今後の捜査で恐らく犯人は逮捕されるでしょう。犯行の動機ををしっかりマスコミは伝えるべきです。
それも正しく、公平に。国民に真実を伝えるべく、今回の爆破予告事件を徹底解明することを警察当局とマスコミに求めます。


Mitsuteru.O


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コメント、ご連絡、お気軽にどうぞ。

うわべばかりのテロ警戒 日本人の心構えは大問題

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~この記事の要点~

・日本人のテロへの向き合い方
・日本が攻撃にあう可能性
・CIAの新たな試み
・オバマ大統領の発言


ここのところ中東情勢やテロ関連の記事ばかり投稿するようになりましたが、自分でもそれは致し方ないと思っています。
伊勢志摩サミットを控え、日本国内の至るところでテロ警戒を実施しています。


▼テロ警戒を実施する当局(東京新聞)
警戒 東京新聞

ただそれは本当に真の意味でテロ警戒と言えるのでしょうか。
過激派組織がどういうもので、どのような思想・目的を持っていて、何を標的にしているのか、国民の皆さんは理解できているのでしょうか。
それは国内メディアにおいて本当に必要な情報を(情報というか呼びかけ?)伝えているのでしょうか。


実際に起きていると思えない日本人


世界のあらゆるところ、特に中東で繰り広げられる戦争、紛争について、一応は国内メディアも報じていることがわかります。
ただ、「国際ニュース」といえども、何のためにこんなニュースが必要なのか?と思う人たちがほとんどではないでしょうか?
実際にその通りだとは思います。普段の生活の中で、国際情勢の知識が役に立つことは少ないでしょう。正直に申し上げて、知っていて得になることはあまりないのかもしれません。


これが国際舞台で活躍するビジネスマンでしたら、当然知識が必要になります。
そのような情報を新聞・テレビ・ネットなどで、収集して、仕事に活かすのでしょう。
では少し見方を変えてみましょう。


実際に日本が国際情勢の動きに左右されるとき。
例えば、原油市場の騰落でガソリンの値段が変わる。為替相場の影響で日用品や食品の値段が変わる。国際情勢の悪化で旅行先を考慮せざるえない。
意外と様々な場面で国際情勢に左右される面が多くあります。


今、まさに左右されるものでいえば、「テロ」です。
テレビを見ていて、街を歩いていてすでにお分かりかと思いますが、テロ警戒で街は一色に染まっています。
特に空港、交通機関、大型商業施設などではそれが当たり前になっています。


ではなぜテロ警戒なのか?若者はそんな疑問を抱いたことはあるのでしょうか?
これは私の心からの疑問なのですが、テロ攻撃を受ける恐れがあることを若者は理解しているのでしょうか?


このグローバル社会において、日本がテロの標的にされている根本的な理由を知る必要があります。
テロが発生している主な地域の情勢、ならびにテロ組織が活動している情勢を知ることで、日本が攻撃を受けるリスクがどれくらいあるのか知ることができます。
実際に起こっている戦争や紛争を、まるで映画やドラマの世界で起こっているように思っている人が多いように思えます。
それはとんでもない話で、実際に現実で起こっているものです。それが私たちの日常を脅かすものであると認識しなければなりません。


数あるテロ組織のなかで、日本を攻撃する恐れがある組織はISとアルカイダです。
しかしこれはイスラム教過激派に限定されたもの。
日本が抱えるリスクとしては、この他に北朝鮮の工作員(テロ要員として)、韓国人(反日思想の持ち主)、東南アジアのイスラム過激派が挙げられます。


▼靖国テロ事件発生で警戒する警視庁(産経新聞)
靖国 産経

実際に昨年、11月23日に靖国神社にて爆破テロ事件が起きました。これは韓国人の犯行です。

マスコミは「爆発音」「ゲリラ事件」と表現を濁して報じましが、立派なテロ事件です。
このように日本の場合、イスラム過激派のみならず、様々な視点でのテロ対策が必要になります。


国際的なテロへの関心の高まり


興味深いニュースがありましたのでここで紹介します。
米・CIAはアルカイダのトップ、ビンラディン氏の殺害から5年経ったことから、ビンラディン氏殺害の特殊作戦の様子をツイッターにて公開したのです。
ハッシュタグは「#UBLRaid」で、以下のような内容になっています。


▼世界中で報じられたビンラディン殺害特殊作戦を見守る米首脳陣(AFP)
CIA  AFP

午後1時51分 EDT(米東部夏時間)
複数のヘリコプターがアフガニスタンを出発。アボタバードの屋敷に向かう。

午後3時30分 EDT
ヘリコプター2機がパキスタン・アボタバードの屋敷を襲撃。1機が墜落するも急襲作戦は遅滞なく続行され、けが人もなし。

午後3時39分 EDT
3階でウサマ・ビンラディンを発見し殺害。


このようなCIAの試みを、どう捕らえたら良いのか判断しづらいのですが、テロリストが我々の敵だということを広く認知させたいのでしょう。
申し訳ないのですが、日本と世界(特に欧米)のテロへの関心と警戒度は雲泥の差があります。
CNNなど、毎日テロ関連の議論を行っています。日本で国際情勢に特化した番組はNHKの「国際報道」でしか見たことがありません。


欧米の国民は、パリやブリュッセルでテロが起こった衝撃で計り知れないショックと怒りを感じたはずです。
テロの脅威が実際に顔を出したことへの怒りは相当なものでしょう。
それと同じ怒りを私たち日本人は感じたでしょうか?
私は決してテロへの不安を煽っているつもりはありません。心構えだけは絶対に必要だと言いたいのです。


オバマ大統領はビンラディン殺害から5年経ち、CNNのインタビューに応じ、以下のように発言しています。


・戦略的な重要性だけでなく、アメリカに危害を加えたら裁きが下るというメッセージになった
・過激派のイデオロギーは消えていない
・ビンラディンの作戦の時のような特殊部隊投入や、秘密情報の集積が脅威に対処する手段となるだろう


このような発言が日本の政治家、マスコミから出てこないことを残念に思います。
それらをなくして、なにが「テロ警戒」なのでしょうか。
日本政府がテロ組織にどう立ち向かうのかわからないまま、真にテロ警戒と言えるのか。
そんな形だけの、うわべだけのテロ警戒はいりません。


Mitsuteru.O


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