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国民が目覚めるには安倍首相のメッセージが必要なのでは?

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北朝鮮情勢がいよいよ最終局面を迎えるなかで、日本は戦後初の有事を迎えることになりそうである。日本が指揮を取るわけではなく、先制攻撃を行う米国の支援として本格的に自衛隊が展開するはずだ。

イラク戦争のように給油だけで終わることはまずありえない。なぜなら北朝鮮に関しては日本の国益に関わることだからだ。

国益というのはやや大袈裟な表現かも知れないので言い方を変えれば、「日本の国際戦略に大きな影響を及ぼす事案」であることはまず間違いない。

それでも私が国益と言いたいのは、拉致被害者の生還の可能性があるからである。これは日本の長年の課題であり、北朝鮮の現体制(金王朝)が続く限り解決するのが困難であろう最大の懸念が、今回の北朝鮮作戦で風向きが一気に変わるかも知れないのだ。これは間違いなく国益である。

だが肝心の日本世論はリアクションが鈍い。私たちと同じ日本人が拉致された事実をみんな忘れているのだろうか?同じ日本人の生還をみなが願っているのだろうか?いつから日本はそんな一体感のない国家になってしまったのだろう。

そこで日本のリーダー、安倍首相の言葉が必要になると私は個人的に思う。日本人を目覚めさせてほしい。

安倍首相
 

「私たちと同じ日本人を救う時がきました。北朝鮮から拉致被害者を絶対に救出します。そのために自衛隊を展開するのです」

「国民の命を北朝鮮の核兵器、化学兵器から守るのです。そのために当たり前のことをしているまでだ」

そのようなことを、テレビ演説でしてみてはどうだろうか?
欧米などでは大統領や首相がテレビ会見などで国民にメッセージを送るのはごく普通のことだ。日本もその文化を進めてほしい。
マスコミが世論操作するのだから、政府や首相が直接国民に大事なことは伝えればいいと思うのだが。
昔のように、ポピュリズムに走ることはこの現代で無理なことなのだから、安倍首相の強烈なメッセージが欲しい、と最近思う。


Mitsuteru.O

【特集】日米首脳会談を終えて② トランプ大統領の思う日米の将来

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昨日の安倍首相の共同会見の発言要旨に続いて、トランプ大統領の注目すべき発言についても取り上げたい。
トランプ大統領の言動で国際社会が混乱しているのはご承知の通りだが、本質を見誤っては今後の情勢を読むことができない。トランプ氏がどのような人物であるかは、一連の発言で明白になった。重要なのは今後、日本はトランプ氏とどう向き合うかである。

トランプ氏の発言を踏まえて、今後の日米関係を分析していきたいと思う。

日米首脳会談
 
トランプ米大統領・共同会見での注目発言

「両国の結びつき、両国民の友情はとても、とても深い。この政権は、こうした関係を一層緊密にしていく決意だ」

大統領就任前や会談前のトランプ大統領の発言を考えれば、日米同盟の重要性と緊密さを強調したこの言葉は少し驚く。トランプ政権発足後の国際社会の反応は総じてネガティブで、特にメディアを通じてトランプ・ネガティブキャンペーンが展開されたが、安倍首相は心から信頼できる相手であると確信したからこその発言だと考える。

「防衛体制と防衛力は、相互の指導力の下で、時間と共に強靭になり、究極的には鉄壁のものとなるだろう」

軍事的プレゼンスの向上を明言しているトランプ大統領だが、南シナ海、中東情勢に対してどう向き合うかに注目されている。この発言は当然日米同盟を基礎にした発言だが、「究極的には鉄壁のものとなるだろう」と自信を込めて語っている。これは何を意味するのだろうか。日本にとって安全保障上の脅威は北朝鮮より中国である。

中国は南シナ海全体を中国の領海だと主張していて、南シナ海の航行の自由を確保したい日米両国は絶対に中国の好き勝手を許してはならない。トランプ氏は絶対に南シナ海問題を無視することはない。南シナ海が中国の物になれば、米国の国益を損なうからである。よって必然的な軍事衝突が起こる可能性は非常に高まっている。その時、最大の同盟国である日本がどのような行動をとるか。すでに密約が交わされているかもしれない。

「日本は豊かな歴史と文化を有する誇り高き国で、米国民はあなたの国とその伝統に深い尊敬の念を抱いている。首相、私はこの機会に、あなたと日本の国民が米軍駐留を受け入れてくれていることに感謝する」

あのトランプ大統領がこんな発言をするのか!と驚くほど、日本に対して敬意を払う内容である。「日本は豊かな歴史と文化を有する誇り高き国」という部分は本来、私達日本人が全員心に思っておくべきことではないだろうか。それを米国の大統領が発言したことに驚きながらも、若い世代の日本人は自分達の国を誇りに思っているのだろうか?とも感じた次第である。

言い方は悪いが、嫌われ者のイメージのあるトランプ大統領の手なずけ方を安倍首相は独特の感性と観察力で把握しているのだろう。トランプ大統領は自分の意見を真摯に聞いてくれる人物を好み、味方に対しては厚遇すると聞く。

日本なら例外でそうなのか、というわけでなく、やはり安倍首相が混迷していた日本政治を安定させ、国際社会にも影響力のある指導者であることがトランプ大統領の心を揺さぶったのではないだろうか。国際社会でも存在感を放つ指導者でありながら、人柄の良さも感じ取ったトランプ大統領は、日米同盟を軸にしたアジア戦略を練ることになるだろう。

その試金石は南シナ海での対応だ。このまま南シナ海のシーレーンを中国に渡すわけにはいかない。オバマ前政権の弱気な政策のせいで、米国の国益が損なわれ、国際社会に混乱を巻き起こした責任も、トランプ大統領は背負っているのかもしれない。

しかし日米同盟が基軸であることはいつの時代も変わらない。安倍ートランプ同盟で、日米同盟はより積極的に国際社会への貢献を果たしてもらいたい。そのような期待を十分に抱かせる、日米首脳会談であった。


Mitsuteru.O



 

安倍首相の強いメッセージ

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日本という国は不思議なもので、国のリーダーである首相の言葉や、会合や記者会見での言葉をしっかり報道しない側面があります。日本の将来を左右する首相の言葉と言うものは非常に重要なはずなのに、メディアは軽視しています。

このブログではそうした発言などを、しっかりお伝えして、皆さんにとって身近で重要なメディアの一つとして、認識していただくように頑張っていくつもりです。

さて、安倍首相は本日、政府・与党連絡会議で、諸々の政治課題について言及しました。以下、安倍首相の発言です。(首相官邸より)

首相

天皇陛下の御公務の負担軽減について

「有識者会議において今後の検討に向けた論点の整理が取りまとめられ、衆参両院の議長・副議長、そして各党各会派にお示しをいたしました。今後、国会においては静かな環境の下で議論が進められるものと伺っております。政府としては、そこでの御議論をしっかり受け止め、更に検討を進めてまいりたい」

国会について

「災害復旧や自衛隊の安定的な運用体制の確保などに対応するための平成28年度第3次補正予算が先週成立した」

文部科学省の天下り問題いついて

「このような事案はあってはならないものであります。現行制度による厳格な監視が機能したからこそ、今回の事案が明らかになったものではありますが、本事案で生じた国民の疑念を払拭しなければなりません」

マティス米国防長官の来日を受けて

「強固な日米同盟を更に強化し、地域の平和と安定のため一層連携していくことで一致した。尖閣諸島は安保条約第5条の適用範囲である、日本の施政を損なおうとするいかなる一方的な行動にも反対する旨の表明があった」

日米首脳会談に向けて

「日米同盟は揺るがない。その明確なメッセージを世界に向けて発信したいと思います」 


 (大阪発・MItsuteru.O)
note:https://note.mu/japanintheworld 

安倍・トランプ会談を終えて

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トランプ次期大統領が最初の外国首脳との会談に選んだのは日本の安倍首相でした。すでに各方面でやや加熱気味に伝えられていますが、あくまで今回は顔合わせみたいなもので、挨拶程度の会談だったようです。



・来年1月20日の大統領就任式の後、正式な首脳会談を行う方針で一致
・首相は会談後、「ともに信頼関係を築いていくことができると確信の持てる会談だった」と語った
・個人的な信頼関係の醸成が政策面での差を埋められるかどうかは不透明な情勢
・トランプ氏も自身のフェイスブックで「素晴らしい友好関係を始められて嬉しい」と投稿
・菅義偉官房長官は「(トランプ氏の)当選後、世界の首脳で一番初めに対面形式の会談ができた」と強調

これは個人的な見解ですが、日本の首相が安倍首相でなければ恐らくトランプ氏は会わなかったでしょう。想像してみればおわかりかと思いますが、民主党時代のような政権や、自国の利益を優先することができない指導者に何の魅力もありません。

トランプ氏は安倍首相には指導力もあり、国内の支持と国際社会からの信頼も厚いことから会談を決めたのでしょう。あくまで挨拶として会談しただけで、それはともかく、トランプ氏にとっては一番に来てくれた安倍首相への信頼を高めたことでしょう。


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トランプ懐柔へ動く安倍首相

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トランプ・ショックが吹き荒れる中、日本もこのまま突っ立っているわけにはいきません。重要な同盟国である米国の新大統領を放っておくわけにはいきません。安倍首相はトランプ氏が勝利した昨夜に早速祝辞を贈り、補佐官を米国に派遣することを決めたようです。

安倍首相 ロイター
 
さらに安倍首相は11月17日にトランプ氏とニューヨーク会談を行うことを発表しました。ペルーで行われるAPEC首脳会談に合わせてニューヨークを訪れる模様。正式就任前の会談は異例で、トランプ氏は「素晴らしい提案で、ぜひお会いし日米両国にとって前向きな議論をしたい」と語っている。

日本政治はこれからトランプ氏の動向を見極めながら、政策決定をしていく必要がありますが、もちろん政権与党の自民党は政府の責任として米国との仲は保ち続けていくしかない、というのが現状です。同盟関係を簡単に破る行為は絶対に許されないことであり、かつての民主党が日米関係を壊したことの反省を思い出すことが重要です。

その中で時事通信の記事で民進党幹部の発言が伝わっています。民進党の小川敏夫参院議員会長は10日の記者会見で、安倍首相がトランプ米次期大統領と17日に会談することについて「十分な状況分析ができない中で、わが国を代表する首相が飛んでいく必要があるのか疑問だ」と語った。

状況分析ができないからこそ、動向を探るのではないのか?その努力もせずただ静観することが正解だとは思えないのは私だけでしょうか。そもそも民進党は代表然り、政権に返り咲くことすら考えていないように思えます。もし政権に帰ることを望んでいるのなら、このように批判ばかりの発言を繰り返すことはないと思うのですが。


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安倍外交が世界で賞賛される理由

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日本が日本であるために


201692日 古川 光輝


悪夢からの解放


 

 ここのところ安倍首相の外交手腕が脚光を浴びるようになってきている。保守、リベラルの垣根を越えて、安倍首相が展開する日本外交の方向性と実績は過去の日本では目にすることができなかった。同盟国のパートナーである米オバマ大統領にさえ、妥協は一切許さない姿勢を貫いているとも聞く。2度目の首相に就任してからの活躍は日米同盟の強固さを復活させ、ほぼ対等に向き合っていける仲を築きあげた。もっとも、リベラルや反安倍思想の持ち主は受け入れたくない事実であろう。


 日米関係が復活したのは安倍首相の外交手腕にある。大国にも「モノが言える」首相として米国務省での認識され、今までの弱腰外交ではなくなったことが信頼を勝ち取る要因となった。例えばシリア空爆時にオバマ大統領から「空爆容認」の打診が日本側にあったが、安倍首相は簡単に首を縦には振らなかった。確かな証拠がなければ空爆は賛成できない、として米当局が用意した証拠の衛星写真などを引っ張り出すことができて、初めて賛成したわけである。


 TPPに関しても同様である。甘利担当大臣を信頼し、徹底的に日本の主張を押し通した。TPPを巡る交渉は熾烈を極め、甘利大臣も体調を壊すほどの交渉だったらしい。しかし政治家はそれくらいやってもらわなくては困る。我々の生活に直結する重要な政策だからだ。これまで、日本政治に命を掛けて国民のために働く政治家は何人居ただろうか。民主党(現民進党)が政権交代を実現させた2009年~2012年くらいまでは悪夢を見ているようだった。経済は低迷し、日米同盟は機能せず、官僚を締め出した結果、政治家の手腕の無さが露呈し、日本政治は国民の信頼を失くしただけでなく、国際的な信用も失った。そこから立て直すのには相当な労力が必要だったはずである。



アメとムチを使い分ける安倍外交


安倍首相



 安倍首相は人間的な温かみを表現しながら、時には優しい口調で国民に問いかけたり、一方で国会での演説のように熱のこもった激しい口調で表現することもある。これを意識的に使い分けることで安倍首相は多くの国民の支持を取り付けた。


 外交でも同じことが言える。ソチで行なわれた昨年の日露首脳会談の際にも通訳だけを残して二人だけで会談を行なった場面がある。「大規模な経済協力をする代わりに領土問題について真剣に考えてくれ」と、プーチン大統領に言ったのではないだろうか。政治にあまり興味に無い方々には安倍首相は温厚で優しいイメージがあると思うが、実はスイッチを使い分けて勝負どころでは激しく交渉し、妥協せざる得ないところは無理をせず、しかし日本の国益を最大限に追求する姿勢を見せる。残念ながら我々国民は、外交については関与できないし、機密文書も読むことはできない。完全に政治家の仕事である。だからこそ外交問題を注視しなければならないのだが、国際的に評価されている安倍外交を見ていると、一定の安心感があるのは私だけではないだろう。



高評価は至るところで



 ここで興味深い記事を紹介したい。韓国メディアの中央日報92日付けの記事で、「中央日報が専門家31人を相手に「主要国の指導者のうち実利外交が最も優れた人物」を尋ねたところ、「安倍首相」と答えた回答者が19人(65.5%)で最も多かった。多くの専門家が「憎らしいが」「認めたくないが」という修飾語を付けながら安倍首相を選んだ」

http://japanese.joins.com/article/153/220153.html


 政治的に敵対?する韓国でさえ安倍首相を評価している。韓国メディアは安倍首相を称える記事をよく載せたものだと感心したが、皆さんはどう感じるだろうか。日本は保守派の存在が多いことから、安倍首相支持者が反安倍を上回っているため、「安倍批判」を抑えることに成功しているが、「反日教育」がされている韓国で、この記事が流れたことは非常に意味のあるものである。


 日本の野党、民進党の蓮舫氏も、オバマ大統領が広島を訪問した際に、「オバマ大統領の広島訪問、そしてスピーチ、被爆者の方と話される姿。この歴史的な声明を実現された安倍内閣の外交は高く高く評価します」とツイートした。批判一辺倒だった民進党の議員からこのような声が聞かれることはかなり新鮮なことであった。


 同盟国のアメリカも日本に力のある指導者が生まれたことを歓迎しているようだ。確かによく考えると、アメリカにとって一番重要な同盟国である日本の指導者が無能で、約束を守らない、すぐに辞任する、そのような指導者では信用できない。まさに「アジアに子供がいる」状態だったはずだ。


 しかし集団的自衛権の限定容認、武器供与の許可、TPPや中東支援など、これまでの日本の首脳にはなかった一歩踏み込んだ姿勢と、アメリカにも対等にモノが言える指導者が生まれたことは本当に幸いなことであった。


 最後に米国務副長官を務めたアーミテージ氏の言葉で締めくくりたいと思う。

「日米同盟強化に向けた安倍首相の強いリーダーシップに感謝する」



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政治フリーペーパー「JAPAN IN THE WORLD

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衝撃の安倍マリオ

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 安倍首相は、ブラジル・リオデジャネイロを訪問し、五輪で活躍した日本選手団と交流を行い、在留邦人との交流会に参加しました。その後リオ・オリンピックの閉会式に参加し、衝撃のコスプレを披露しました。二度と見ることのない安倍首相のマリオコスプレに度肝を抜かれました。色んな意見があると思いますが、それをやってのけるユーモアさもアピールできたのではないでしょうか。

▼まさかの安倍マリオ。髭はなかった模様です
あべまりお

▼次回は2020年。東京
リオ閉会式

▼選手団との交流の様子
交流 あべ2

交流 あべ


 以下、選手団との交流会でのあいさつと、オリンピック閉会式後のインタビュー全文です。

 「みなさん。ボアタルジ。安倍晋三です。
 本日、日本の総理大臣として、34年ぶりにリオデジャネイロの日系社会の皆様にお目にかかることができて大変嬉しく思います。
 本日、御列席の皆様は、長年の御努力と創意工夫により、たくさんの困難を乗り越えられ、多くの分野でブラジルとリオの発展に大きく御貢献をしてこられました。
 例えば、工業面では日伯協力の象徴であるイシブラスが有名です。鹿田リオデジャネイロ州日伯文化体育連盟会長を始め、本日、御列席の皆様の多くが活躍をされました。イシブラスは人材育成の、日本の技術の移転の面での大きな成果をあげ、イシコーラとも呼ばれました。多くのブラジル人技術者がそこから巣立ち、今日のブラジルの様々な産業分野を支えています。
 また、農業面では代表的な移住地のひとつにフンシャル移住地があります。今日では、野菜を始めとする農産物、いわゆる蔬菜(そさい)の一大供給地であるフンシャル移住地ですが、入植当初は電気のない中で原始林を切り開いての、筆舌に尽くしがたい困難な移住生活があったと伺っております。
 慣れない土地や気候に立ち向かい、新しい野菜や作物を育て定着させていく上においては、大きな困難といくつもの挑戦があったと思います。今日までの皆様の多大な御苦労を忍び、改めて心から敬意を表したいと思います。
 フンシャル移住地の皆様は、入植50周年記念式典のために蓄えた資金を東日本大震災の復興支援に全額寄付していただいたと伺い、日本に対する変わらぬ温かいお気持ちに胸を打たれました。改めて、総理大臣として皆様に御礼を申し上げたいと思います。
 日本に住む我々にとって、このブラジルに誰よりも日本のことを思って下さる皆様がいる。このことが私達に勇気を与えてくれました。同時にリオ州の皆様に誇りに思っていただけるような日本であるよう、今後も力を尽くしてまいる決意であります。これからも日本は、皆様と共に発展してまいります。
 最後に、リオデジャネイロの日系社会のますますの御発展と皆様の御健勝と御多幸を、心より御祈念申し上げる次第でございます。ムイント・オブリガード。」

-閉会式後のインタビュー-

「このオリンピックを通じて、しのぎを削り合った選手達が、最後はひとつになって、みんなが健闘を讃え合う、大変感動的な閉会式で、オリンピックって本当にいいなと、改めてそう思いました。そして、日本の選手達は本当に輝いていましたね。朝起きると、メダル。なかなか寝ていられないという感動の日々が続きました。もちろん、なかなか自分の描いた結果が出なかった選手もいたかと思いますが、この世界の大きな檜舞台に日本を代表して、そこに立った全ての選手達を讃えたいと思います。
 また、今日の閉会式、日本のキャラクターの力を借りて、日本のソフトパワーを示したいと思ったのですが、果たしてうまく衣装を取ることができるかどうか、反応がどうか、不安だったんですが、大歓声で迎えていただいたリオの市民の皆さんに感謝したいと思います。
 4年後の東京オリンピック・パラリンピック、今度は私達が感動を提供する番になります。アスリートの皆さんが最高のコンディションで臨める、そうした大会にして、そしてこの感動を日本から世界に発信する。そういう大会にしていきたいと思います。そして、多様性や調和、あるいは平和のメッセージを発信していきたいなと思います。
 どんな立場にあってもオリンピックを成功させたいという思いは変わらないだろうと思います。どんな立場にあっても、オリンピックの成功に汗を流したいと思います。」

http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/actions/201608/21rio2016.html


 私が一つ言えることは、日本の首相が民主党政権のような低レベルな首相ではなく、東京都知事が舛添氏ではなくて良かったということ。多くの国民がそう思っているに違いありません。安倍首相の登場時のスタジアムの歓声には驚きました。東京五輪が今から楽しみで仕方ありません。最後にツイッターの反応をご紹介して今回は終わりに致します。 











古川 光輝
https://twitter.com/mitsuteru1127

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安倍首相、ベルギー訪問でテロ犠牲者に献花

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~この記事の要点~

・ヨーロッパ歴訪中の安倍首相がベルギー訪問
・ブリュッセルでテロ犠牲者に献花
・ベルギー首脳との合意点



お疲れ様です。GWも終わりに近づき、また通常の生活が舞い戻ってきますね。
海外旅行にも行かれた方が多かったのでは?テロなどの被害が今のところありませんので、少し安心しております。


さて、日本の安倍首相がヨーロッパを歴訪しています。この外交の成果と分析は、当ブログ、または他の媒体にて執筆しようと考えています。
そのなかで本日は、安倍首相のベルギー訪問の際のニュースをお伝えします。ちなみに安倍首相、現在はロシアに入られたと思われます。(5月6日現在、このあと日露首脳会談の予定)


安倍首相がテロ被害現場で献花


▼ブリュッセルのテロ現場で献花する安倍首相(時事)
安倍首相 時事

安倍首相は5月3日にベルギー・ブリュッセル入り。ベルギーのミシェル首相とブリュッセルのエグモン宮で会談しました。
主な会談の内容と成果は以下の通り。

・安倍首相は、3月にブリュッセルで起きた同時多発テロを強く非難
・テロ防止でベルギーと連帯していく考えを表明
・両首脳は、テロ対策に関する2国間協議を年内に開始することで一致
・欧州と日本を結ぶ航空機の搭乗者情報を共有するため、「乗客予約記録(PNR)」の欧州側から日本側への提供に協力を要請

(時事通信)


さらに、ブリュッセル同時テロの現場を訪れ、犠牲者への献花を行ないました。


安倍首相
「この場所には花が絶えない。平和への希求の思いが集まっている」
「日本も世界の国々と手を携えて、テロ根絶に向けテロと戦っていく」

(時事通信)


ベルギーとの連携?にすごく違和感といいますか、正直なところブリュッセルであのような痛ましい事件(事件というよりテロ攻撃)があったから、慰めや怒りを代弁してテロ防止で連携という形になったのではないでしょうか?
いかにも日本らしいといいますか、何か公式に発表しなければなりませんから、仕方ないのですが。
テロ防止で各国が連携を取るのは当たり前のことで、テロ対策の2国間協議というより、各国が集まってより大きな枠組みで情報共有を行なってほしいと思います。


歓迎すべきなのは伊勢志摩サミットで「テロ対策」を主要議題として扱うことです。これは非常に大事なことです。
ロシアがいませんから、ほぼ有志連合の作戦会議みたいになってしまいますが...。
対テロの行動計画を策定するようなので、注目すべきポイントです。


そして、安倍首相のコメントにもあるように、「日本もテロ根絶と戦う」としています。
私たち一人ひとりがテロと戦う気がなくても(日本人の場合は現実味がない)日本の代表である首相がそのようなことを発言すれば、世界の認識は日本人はテロと戦うものだと、思うものです。
外交の場でこのようなことを断言したのですから、我々も少しは対テロ戦がどのようなものか、考えるべきでしょう。当然、テロに賛同する人はいないでしょうから。


今日もお疲れ様でした。


Mitsuteru.O


引用参考元
・時事通信


Mail:japan.in.the.world919@gmail.com


オバマ大統領、テレビ演説でIS壊滅宣言も地上部隊展開の可能性はゼロに

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オバマ大統領が先日の銃乱射テロを受けて、ホワイトハウスの大統領執務室から緊急のテレビ演説を行ないました。
ちなみにこの執務室から演説を行なうのは、大統領就任から3回目。強いメッセージを出す意図があったことは明らかです。

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オバマ大統領は演説で、銃乱射事件の容疑者らは「過激化という闇の道」をたどり、欧米との戦いを呼び掛ける「ゆがんだ形のイスラム教」を信奉していたと述べた。

「テロの脅威は現実だ。我々はその脅威に打ち勝つ」と強調。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」をはじめ、「我々に危害を与えようとするテロ組織は壊滅させる」と表明した。

CNNより引用      http://www.cnn.co.jp/usa/35074546.html  

以下に演説のポイントをまとめました。

・有志国連合による空爆と地元の地上部隊の作戦を軸にしたIS掃討戦略を続ける
・長期にわたり犠牲の大きい地上戦」に踏み込むべきではないと語り、大規模な地上部隊派遣はすべきでないとの立場を改めて強調
・「米国とイスラム教徒の戦い」ととらえるべきではないと警告
・カリフォルニア州の事件を受けて、安全保障のためには銃規制が必要と主張
・シリコンバレーのIT企業に対して、攻撃の計画などに交流サイトや電子機器を利用する過激派組織への対処で協力を要請 


地上戦に踏み込めない様々な要因 

米軍の正規陸軍が、もしIS戦に参戦すればこのうえない戦果を挙げることは間違いないのです。
にも関わらず、派遣に踏み込めない重大な理由がいくつか存在します。

まずは派遣の前提となる、「当事国」の承認です。
当ブログでも昨日、取り上げましたが、イラク政府はどの軍隊も国内には入れないと明言しています。
これは予想していなかった出来事でした。イラクはマリキ政権後、親米路線とまではいきませんが、イラク戦争後の政治体制を整えるにあたって、少なからずアメリカに依存してきました。

イラク軍の訓練などにも米軍は積極的に取り組み、イラクの復興に人力した経緯がありました。
(そこには当然、日本の自衛隊も大いに貢献したことも覚えておきたい)

しかし、ここにきてイラク政府は「外国部隊はイラクに入れない!」と言ったのです。
IS戦でろくな戦果も挙げられないイラク軍に何ができるのか・・。
アメリカはビックリしたでしょう。それを踏まえた今回の演説だったのです。
地上部隊は派遣せず、地元の軍に任せる。これで地上作戦の有効性は乏しくなったわけですね。

ISは大喜びしたのでないでしょうか?しかし視点を変えてみると、イラクはISを掃討することまでは想定していないのでは?という恐ろしいシナリオも見えてきます。
外交は水面下で動き回っていますから、この点も頭に入れて、国際情勢を俯瞰しましょう。

また、シリアへの米軍の地上部隊の派遣も不可能でしょう。
なぜなら実質アサド大統領が統治していることになっていること。そしてその後ろにはロシアがいる。
シリアへの派遣はイラクよりも厳しいでしょうね。


防がねばならないのは偶発的事故 

ロシア機がトルコ空軍に撃墜された事件からわかるように、もうこの地域は各国の戦闘機や偵察機で大混乱になっているわけです。

防衛閣僚間で、偶発的事故を防ぐための取り決めは運用されているようですが、先般のような「領空侵犯」という盾を使うのであれば、それは無意味に終わります。

もし、米軍が地上部隊を派遣すればロシアの空軍は放っておくでしょうか?
いや、絶対にあってはならないことであり、そんなことがあったら間違いなく米露開戦になってしまいますから、可能性は低いですが、ISや他の過激派との地上戦を戦うということは、それなりの「至近距離」なわけです。

そこにロシア機が「援護射撃」をするというオペレーションになっていたとしても、流れ弾が米兵に当たる可能性は排除できないですよね?
これが偶発的事故です。

ましてや、空の上では毎日各国の戦闘機が飛び回っている。
ろくに連合国の枠組みができていないのに、空、地上で高度な作戦を共同で実行するのは困難でしょう。
さらにはカスピ海や地中海では艦隊も展開しているのです。

イラク戦争の疲弊や、テロとの戦いにおいて地上戦は向いていないという論調も左翼メディアを中心に行なわれ
ていますが、それはとんでもない空論だと思います。

現代においても最大の軍事的成果を挙げることができるのは地上部隊・陸軍でしょう。
戦闘の形は確かに変わりました。昔のような陣取り合戦ではなく、ゲリラ戦が普通の時代です。
特殊部隊の実力が問われる中で、アメリカ・ロシアの戦力は随一です。

本来ならば一刻も早く、地上部隊を展開すべきなのでしょう。しかし以上のに示したように、日本のマスコミが問題提起しないような現実があるから、 できないわけです。

オバマ大統領は若干ニュアンスを濁しましたが、まず地上部隊の派遣はありえないと私は推測します。
以上に書いたように、できる状況にないからです。

安倍首相も強いメッセージを! 

 オバマ大統領は久々に執務室からの演説で、その重要性と緊急性を示しましたが、安倍首相も意志を示すべきです。

「対ISへの過激な言動は控えたほうがいい」
「テロの対象になってしまう」という論調がありますが、とんでもない愚論です。ありえないほど国際社会を理解していません。

まず、ISに対してメッセージを発していなくても日本はテロの対象です。人質が殺害されたことをもう忘れたのでしょうか?国際社会から見れば
「日本はなんで何もしないの?」「湾岸戦争時と同じく、またお金を出して終わりか?」と思われています。

しかし平和ボケしている自称リベラルの方々はそれでいいじゃないか、対話をしよう、と言ったりしています。
いいですか?そのような言葉が出てくることが、戦後の日本人の精神を骨抜きにされた証拠なのです。

安倍首相も気持ちを固めて、オバマ大統領に応えるべきです。
両氏は日米同盟の重要性を正しく理解し合える最高のパートナーです。
安倍首相も、首相官邸の正面玄関などでレベルの低い記者は抜きにして、テレビカメラの前で国民にメッセージを送るべきです。切に願います。


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安倍首相の中央アジアでの演説

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安倍総理大臣は先日、中央アジアのカザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン、キルギスを訪問しました。

トルクメニスタンで経済協力を発表 NHK
 トルクメニスタンで経済協力を発表 NHK

この5カ国はロシアと中国に囲まれた、国々で日本の地政学上、非常に重要な地域であるといえます。

カザフスタンとウズベキスタンの訪問は、2006年の小泉純一郎首相以来で、その他3カ国の訪問は日本の首相としては初めてとなりました。


中央アジアの重要性

キルギスでも経済協力 NHK
キルギスでも経済協力 NHK

タジキスタンでは日本人慰霊碑に献花 NHK
タジキスタンでは日本人慰霊碑に献花 NHK

カザフスタンでは踏み込んで経済構造改革を提唱した NHK
カザフスタンでは踏み込んで経済構造改革を提唱した NHK

ウズベキスタンでは経済関係の進化に期待 NHK
カザフスタンでは踏み込んで経済構造改革を提唱した NHK

 
中央アジア各国は、石油や天然ガス、ウランなどといった豊富な資源に恵まれており、日本としては資源調達先として、非常に有望視している地域であります。

しかし、中央アジアはロシアと中国の狭間に位置し、両国からの影響をかなり受けています。

今回安倍首相が訪問した5カ国は、ともにソ連(現ロシア)から独立した国々であり、ロシアとの関係が伝統的に深いのです。
「ユーラシア経済同盟」という枠組みに入っており、クリミア侵攻で欧米からの経済制裁に苦しむロシアからすれば、非常に重要な地域であります。

また中国も触手を伸ばし、「AIIB」を発足させて、ユーラシア大陸からヨーロッパ大陸までの地域にインフラ整備を中心とした経済支援を進める政策を実施して、中国の存在感を際立たせています。

その中で日本は、ロシア、中国と決して良い関係ではありません。
国際的な視点で見れば、関係悪化の道を辿っています。

そのなかで両国から影響を受ける、中央アジア5カ国を安倍首相が訪問する。そのことは非常に大事なことなのです。
決して、ロシア、中国をけん制する意味でも訪問ではありません。表向きにはそんなことは言いません。

日本と、中央アジアの結びつきを演出し、平和外交の道をアピールすることに意義がありました。


繰り返されるマスコミの問題


安倍首相はカザフスタンにて、演説を行いました。

しかし、国連の一般討論演説の時と同様、日本の大手マスコミは、安倍首相の演説内容を軽く扱った報道に終わりました。

日本の首相が海外で演説をする。それは本当に重要なことなのです。
私は日本国内で記者会見をするよりも重要なことだと思っています。

確かに、きれいな言葉を並べて、官僚の作文のような感じもします。しかしそのなかで首相が気持ちを込めたメッセージがあるはずなのです。
それを分析し、指摘し、国民に伝えることがマスコミの仕事なのではないでしょうか?

私たち日本人の代表として、中央アジアの地で演説するのです。
何を言ったのかあなたは気になりませんか?

影響力のある大手マスコミが大事なことを報じないから、国民は政治に無関心なのです。知るべき情報を手に入れることができないからです。

政治家の問題発言だけを大々的に取り上げ、総理大臣の海外での演説は小さく取り上げる。

そんな国はどこにもありません。テレビ局などのレベルの低さを、皆さん早く気付きましょう。

以下にカザフスタンで行なった、安倍首相の演説全文を掲載します。


まず冒頭、昨日、発生した地震によって、アフガニスタン、パキスタンなどで、大きな被害が発生しています。お亡くなりになられた方々に、心からの哀悼の意を表します。家屋の倒壊など、被害を受けた皆様に、お見舞いを申し上げます。
 日本は、「アジアの友人」として、食料や医薬品の提供を始め、被災された方々のために出来る限りの支援を行ってまいります。その日本としての考えを、この場を借りて、申し上げたいと思います。
 勝学長、御紹介ありがとうございました。ナザルバエフ大学の皆さん、皆さんはカザフスタン全国の俊英であります。だからこそ、ナザルバエフ大統領が自らの名前を冠し、そして今日も御出席をいただいているわけであります。授業が、世界一流の教授陣により、全て英語で行われていると聞き、驚きました。お目にかかれて嬉しく思います。
 ここから地平の彼方に日本があります。日本人がいて、皆様への敬意と、友情を抱いています。日本の私たちがみな大好きなフィギュア・スケートの浅田真央選手が、お国のデニス・テン選手に敬意と友情を抱いているようにです。
 私は、この2年間で国際会議の場でナザルバエフ大統領に3回お会いしてきましたが、今回、初めて中央アジアを訪問しました。日本の総理大臣として9年ぶり、一度に中央アジア5か国を訪れた日本の総理大臣は私が初めてです。
 訪問の締めくくりとなるカザフスタンで、ここナザルバエフ大学にやってまいりました。
 私のメッセージは、3つの柱からなります。
 第1に、中央アジア各国との関係を抜本的に強化します。このために、産業の高度化を図り、人材を育成する。
 付加価値の階段を上がりたい、産業を多角化させたい、そのために質の高いインフラを作りたい。今回の訪問で、希望の声を随所で聞きました。日本への期待がどれほど高いか、今回私自身、つくづく実感いたしました。
 このような協力は既に始まっています。カザフスタンには、昨年コスタナイにトヨタの工場が完成しました。ここで製造されたトヨタの自動車は、カザフスタンの若きエンジニアたちが、日本の高い自動車技術を活用することで生み出しているものです。
 豊富なガス資源も、日本の「GTL(ガス・トゥー・リキッド)」技術を使うことで、トルクメニスタンのモータリゼーションの原動力となる自動車の燃料へと生まれ変わります。
 そして、日本では、自動車技術は更なる進化を遂げつつあります。CO2を排出しない水素エネルギー技術が実用段階に移りました。2017年には、ここアスタナで、この大学の隣で、国際博覧会が開催されます。日本は早速参加の手を挙げました。日本は、そこで、将来の水素社会の絵姿を皆さんに御覧いただきたいと思っています。
 皆様、「国づくりは、人づくり」。それは、古来、私たち日本人が大切にしてきた考えです。近代が扉を開き、科学技術の面で西欧の圧倒的な優位を目の当たりにした時、日本はひたすら教育に資金と努力を注ぐことで、キャッチアップを始めました。先の大戦は日本全土を荒廃させました、それでも日本には「人」という資源がありました。そこから、再び急速な成長を成し遂げることができました。
 どうして日本は、中央アジア各国から過去24年、8,723人のトレイニーを喜んで受け入れ、また日本から各国に、2,299人の専門家をインストラクターとしてお送りしてきたか。また例えば、ここナザルバエフ大学で、産業自動化の手法をお伝えしてきたか。言うまでもありません。これからも、日本は皆様方に対し、皆様一人ひとりの力を強くする点に重きを置き続けることでしょう。新たに、日本型の質の高い工学教育を活用し、お国や中央アジア各国の高度産業人材の育成を支援していきます。
 第2に、日本は、中央アジア地域に共通する課題により積極的に関わっていきます。
 日本は、「中央アジア+日本」対話を2004年から続けています。何か問題が、地域全体で解くことを求められているなら、日本は、どなたにとっても信頼に足る「触媒」になれたらいいと思ったからです。この対話は、今、中央アジア各国と日本が地域に共通する課題に取り組むための枠組みに発展しつつあります。
 例えば、この対話で農業分野での協力を取り上げています。タジキスタンから、バッタは国境を越えて作物を食い荒らす、バッタ被害への対策は、この地域全体にとって有益なものだ、是非日本に協力してほしいと提案がありました。今回の訪問で、日本はこのための支援を表明しました。
 高品質の代名詞であるメイド・イン・ジャパンは、自動車やテレビに限ったものではありません。おいしくて安全な日本の農産物も、世界に誇るべきものです。土を耕し、水を引く。自然と共に生き、自然を活かしながら、日本は悠久の歴史の中で、農業のノウハウを培ってきました。
 ここカザフスタンの広大で肥沃な大地において、日本の「カイゼン」を取り入れ、収穫や労働を大変効率化させている例もあると聞きます。
 さらに日本は、中央アジア地域の発展に不可欠な、運輸や物流の課題にも応えていきたい。これも大変興味深い分野です。
 鉄道に限りませんが、内陸にあり、大平原から峻険な山々まで実に多様な土地に暮らす中央アジアの皆さんにとり、日本の技術と経験、ノウハウが、ここカザフスタンや中央アジアで活かされる日を楽しみにしております。運輸・物流をテーマとする来年の「中央アジア+日本」対話・外相会合に向けて、議論を深めてほしいと思います。
 カザフスタンは、今後、対外援助機関を設立すると伺いました。JICAにはこの分野での経験が豊富にあります。カザフスタンと手を携え、地域の発展に協力できる日を楽しみにしています。
 日本は、それぞれの国が抱えるニーズを丹念に聞き取りながら、地域全体の発展に積極的な貢献を果たしていきたい。
 日本は、中央アジアの、開かれ、安定し、自立的な発展を官民で連携して支えていきます。民間企業の意欲は既に高まっています。日本政府も、公的協力を通じて、民間投資の後押し、インフラ整備、人づくりを支援してまいります。そのことによって、今後、3兆円を超えるビジネスチャンスを生み出してまいります。
 そして、第3の柱です。日本と中央アジアはグローバルな舞台でも協力を深めていきたい。
 いまやカザフスタンと日本は、核軍縮・不拡散という人類史的課題の先頭を、手を携えて歩んでいます。去る9月以来、今後2年にわたって、お国と日本は、包括的核実験禁止条約(CTBT)発効促進会議において、共同調整国になっているからです。本日のナザルバエフ大統領との会談では、一緒に頑張ろうという意思を、文字にしてお互いに確かめました。
 また、核不拡散のための頭脳流出防止に取り組む国際科学技術センターは、この夏、ここナザルバエフ大学で新たなスタートを切りました。20年以上に及ぶその活動を、日本は今後も支援してまいります。
 思えば、必然の成り行きでした。広島と、長崎、それからセミパラチンスク。今年は私たちにとって、原爆投下から70年、来年は皆様にとって、実験場閉鎖から四半世紀。節目の年に、思いは同じだからです。核軍縮・不拡散への意思、その不退転の決意です。
 幸い日本は、11度目に当たりますが、このほど国連安全保障理事会のメンバーを務めることになりました。国連を舞台に皆様と一緒に、核軍縮・不拡散や安保理改革に向け努力したいと思っています。
 私には、この中央アジアの地を、是非とも訪れてみたい、もう一つの理由がありました。
 70年前の戦争の後、多くの同胞が、この地に抑留されました。祖国に思いを残したまま、悲しい最期をこの地で終えた方々も少なくありません。そうした御霊に、哀悼の誠を捧げるとともに、尊崇の念を表し、御冥福をお祈りいたしました。
 こうした尊い犠牲の上に、現在の日本の平和がある。この重みを噛みしめながら、中央アジアの皆さん、世界の友人と手を携え、世界の平和と繁栄に積極的に貢献していく。その決意を新たにいたしました。
 訪れた先々では、かつて抑留された日本人たちの建てた建物が、皆様に大事にされ、立派に残っている様子を見聞きしました。アルマティの科学アカデミーがそうでしょう。お隣ウズベキスタン、タシケントにあるナボイ劇場。シムケントや、テミルタウにも、たくさん残っていることを、御存知だろうと思います。
 毎朝、この中央アジアの大地に昇る朝日を見て、その地平線の先にある、祖国、ふるさと、そして家族へと、思いを馳せたであろう、先人たちの姿を偲ぶとき、今も胸が詰まります。しかし、強制された労働であっても、決して手を抜かなかった。父祖たちは、そこに誇りを託したのだと思います。
 当時、遠い異郷の地に抑留された多くの日本人。その中には、若き日の加藤 九祚(ぞう)教授の姿もありました。
有名なイリヤス・エセンベルリンの大作「遊牧民」を翻訳し、550年前のカザフ・ハン国建国の壮大な歴史を、私たち日本人に紹介した人です。生涯現役。齢93の今でも炎天下、この中央アジアに魅了され、古代遺跡の発掘に、仕事に邁進されています。
 かつてインドで生まれた仏教は、ここ中央アジアを経て、日本へと伝わってきたそうであります。それだけではありません。この地は、何千年にもわたって、東西の文明の交差点となってきた。様々な民族、宗教の人たちが、この地を行き交ってきました。
 多様な文化を受け入れる包容力、そして、多様性の中から生み出される、未来を切り拓く活力。それこそが、中央アジアの魅力なのだと思います。
 ですから、私は、地理的には遠く離れていても、国の成り立ちは違っていても、日本と中央アジアとの未来には、大きな「可能性」が眠っていると信じます。互いを受け入れ、互いの強みを生かす。共に交わり、力を合わせることで、互いの未来は、一層輝かしいものとなるはずです。
 早速、その努力を、始めようと思います。文化交流使節団を中央アジアの皆様の下に送って、あるいは、中央アジアの皆様の中、日本語を学ぶ人たちを日本にお招きして、勢いと、弾みをつけたいと思います。
 私たちは、地図の上でこそ離れています。でも、心の交わりに、距離は関係ありません。
 皆さん、これから日本とカザフスタンの、そして日本と中央アジアの皆さんが、手を携えて、共に未来に向かって歩んでいこうではありませんか。
 御清聴ありがとうございました。

首相官邸より 引用

記事執筆・日本未来マガジン編集長
藤堂 秀光


日本未来プロジェクトhttp://www.mirai-project.co/

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