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核シェルター需要増は国防意識の表れ?

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北朝鮮の核攻撃や化学兵器への警戒からか、日本でも核シェルターの購入が相次いでいるようです。これまでの日本社会ではまずありえなかったことなのですが、「北朝鮮は本気で攻撃してくるんじゃないか!?」という国民の警戒感の表れでしょう。

兵庫県神戸市にある核シェルターを取り扱う会社では、通常の年間注文数が6件程度であるのに対し、今年は4月だけで8件の注文があるらしい。

さらにサリンなどの猛毒ガスに対応できるように大型の空気清浄機の購入も増えているとか。価格は6人用で62万円。13人用170万円と、一般庶民にはとても手が出せない高価格です。

これまで日本は米国の抑止力と核の傘に守られ、現実的に日本に対して攻撃がなされる可能性は極めて低かったのが事実です。

決して平和主義を貫いた結果だとか、憲法9条の不戦の精神が日本への侵略や戦争を防いできたわけではありません。「米国に守られてきた」それが歴史の事実です。

今、現実に核攻撃やミサイル攻撃が日本に行われる可能性がある限り、日本は防衛のために行動すべきです。国民の命を守る。それが国家の基本的な役割です。もし日本国民に死傷者が出れば、それは政府の責任なのです。

そのために日本政府は何をしてきたのか。核攻撃などへの対策は皆無です。例えばスイスは病院、学校といった建物の地下に30万基以上のシェルターを確保していて、500基以上の公共シェルターがあるのです。冷戦期の産物ですが、それは政府が国民を守る意思があるという表れです。

日本における核シェルターの話題も、ただの話題で終わってはいけません。人ごとではない。それを認識すべきでしょう。

核軍縮決議日本反対、究極の選択 核の傘を放棄するのか抑止力を低下させるのか

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国連総会第1委員会(軍縮についての委員会)は27日、「核兵器禁止条約」制定交渉開始を定めた決議案を賛成多数で採択した。核兵器を国際的に非合法化することが目的で、国際社会の法的枠組みで核兵器を全面的に使用禁止にすることを目指す。

核軍縮


初の「核兵器禁止」へ

この決議はメキシコやオーストリアなどが主導して発議された。のべ55カ国以上が共同提案し、年内に総会本会議で採択され、正式な決議となる見通し。核兵器を法的に禁止する枠組みについて、本格的な議論が行われることは意外にも初めてのことである。

条約案には核兵器の使用禁止などがメインテーマであり、核抑止力を中核とする国際安全保障体制に影響を及ぼすのは必至である。条約の具体的な中身や、来年3月に始まる条約交渉に日本が参加するかが今後の焦点となる 。日本や核兵器保有国など38カ国が反対し、中国など16カ国が棄権した。核開発を進める北朝鮮はなぜか賛成している。

日本が反対した理由

日頃から「核廃絶」を訴えている日本は反対に回った。世界で唯一の被爆国でありながら核兵器禁止の条約案に反対するのはなぜだろうか。被爆者の反発は必至だ。
 
日本の佐野利男軍縮大使


委員会に参加した日本の佐野利男軍縮大使 は記者団に次のように説明している。
「実効的な核軍縮は核保有国と非保有国の協力の下で進める必要がある」
反対した理由については
「意思決定のあり方に国際社会の総意を反映させてほしいと主張してきたが、反映されていなかった」

これは表向き、国民への配慮を込めたコメントである。本心ではない。

萩生田官房副長官も記者会見で
「慎重な検討を重ねた結果、反対票を投じた。北朝鮮などの核、ミサイル開発への深刻化などに直面している中で、決議は、いたずらに核兵器国と非核兵器国の間の対立を一層助長するだけであり、具体的、実践的措置を積み重ね、核兵器のない世界を目指すというわが国の基本的考えと合致しないと判断した」

何とも言えない説明である。誰でもわかることだが日本が反対した理由は「核の傘」を維持しなければ日本を守れないと判断したからだ。至ってシンプルな理由であり、このように説明したほうが良かったのではないだろうか。現代の日本人は核の傘によって日本の国防が成り立っているという現状を正しく理解できていない。北朝鮮が国際社会から軍事攻撃を受けないのはなぜだろうか?それは北朝鮮が核兵器を保有しているからだ。(正確には開発段階。しかしほぼ保有国ともいえる)

北朝鮮が今回の決議案に賛成したのは米国を含む核保有国が核を放棄すれば、自国に核攻撃を受ける可能性が消えるからである。つまり抑止力を均等に維持できるからである。一方で日本はどうだろうか。北朝鮮や中国が核兵器を保有している現状で、核の傘を簡単に離脱していいのだろうか。日本自ら先制攻撃できないなか、国防の要である抑止力を放棄することは国民の命を危険にさらすことにつながらないか。感情的になり、勢いで容易く賛成に回る事柄ではないことを理解してほしい。そして政府も正直に以上のことを国民に問いかけるべきである。

日本人が一生抱えるジレンマ

しかし、広島・長崎に投下された原子爆弾の記憶を我々日本人は決して忘れてはならない。世界で唯一の被爆国の現代を生きる我々はどのような判断を政府に求めるべきなのだろう。特に被爆者の気持ちを考えたとき胸が張り裂ける思いである。記者会見で関係者のコメントが発表されている。

国際NGO・ICANの川崎哲国際運営委員
「驚くとともに憤りを感じている。日本は核のない世界を目指すという目標を掲げておきながら、核兵器禁止条約の交渉を拒否した」 

日本被団協の代表委員・岩佐幹三さん
「怒り心頭だ。今の日本は欧米に追従するするばかりで、核兵器がない時代を築こうとする覚悟がない。これでは原爆で亡くなった人が浮かばれない」

確かに気持ちは理解できる。被爆という悲劇を洗い流すことはできないが、被爆者が報われるためには核兵器がこの世からなくなることが絶対だ。しかし理想と現実は異なる。その理想に近づくために多くの時間が必要であるし、核兵器をなくすための環境を国際社会は作っていかなければならない。そのためには現状のあらゆる課題をクリアしていくしかないのだ。

このジレンマは、我々日本人に付きまとう一生の課題だろう。今こそ日本国民を巻き込んで大きな議論を起こすときである。


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オバマの言動と真逆を行く国際情勢

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オバマ大統領が広島を訪問する予定ですが、核不拡散など悪い冗談です。
世界は核拡散の動きに入っています。

NATO=北大西洋条約機構のミサイル防衛システムの一環として、アメリカが東ヨーロッパで地上配備型の迎撃ミサイルの運用を始めたことについて、ロシアのプーチン大統領は新たな軍拡競争につながると強く批判し、対抗措置をとる考えを示しました。

プーチン
 

アメリカはNATOのミサイル防衛システムの一環として、東ヨーロッパのルーマニアで12日から、地上配備型の迎撃ミサイルの運用を始めたのに続き、13日にはポーランドで関連施設の建設を開始しました。 

引用元・NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160514/k10010521031000.html


が「核なき世界」なのでしょうか。
核戦力の保持が安全保障上の抑止力になることは常識です。
その脅威をいかに減らしていくかが、国際社会の責任でもあったはずです。
 
しかし、世界の流れは逆行しています。
北朝鮮の核開発、イランはかろうじて凍結に持ち込めたものの、将来の核開発の懸念は残ります。
中国もこのまま軍拡を続けていけば、核カードを使ってくるでしょう。
ロシアも核兵器の使用も辞さない、などの発言もしていますし、アメリカ、NATOはロシアの脅威に立ち向かうための抑止力として、迎撃ミサイルを配備している。

この資料はヨーロッパにおける核兵器に対する迎撃態勢を示したものです。
このような態勢が、私たちの知らぬ間に展開されているのですね。

IMG_20160514_015340


このまま脅威が取り除かれることはないのでは?

「核なき世界」は一生実現しないのではないでしょうか。
それが現実です。

大統領候補になるであろうトランプ氏も、「日本と韓国も核武装すべきだ」と言っています。
これからの国際情勢は本当に複雑で、簡単に解決しない事柄ばかりです。
休むまもなく、次々とビッグニュースが舞い込んできますからね。


Mitsuteru.O


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Twitter:https://twitter.com/hidemitsu1622

 

オバマ大統領広島訪問 最後の置き土産

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米オバマ大統領が広島訪問を決めました。
日本人の感覚として、手放しに大歓迎とは言えません。個人的には長崎にも行ってもらいたい。

オバマ

しかし広島の被爆者の遺族や、広島市民の方々は常に「被爆地」としての生き方や信念を持っていらっしゃることを忘れてはならない。同じ日本人として、少なくとも私はオバマ大統領の広島訪問を厳粛に、心穏やかな感情を持って、冷静に見守りたいと思います。

といってもやはり物書きのいやらしい気持ちがこみ上げてきます。笑

オバマ大統領は「核なき世界」を掲げ、ノーベル平和賞を受賞した方です。
核軍縮に前向きだったものの、成果はイランとの核合意くらいで、ロシアがNATOのミサイル防衛システムに反発し、同じく中国も韓国に配備される防衛システムに反発。

北朝鮮も核実験を繰り返し、 核の問題はオバマ以前の時代に戻った感覚です。

そのなかで、伊勢志摩サミットのタイミングが最後の日本訪問となるようです。
(来年1月でオバマ大統領の任期切れ)

広島の方々はオバマ大統領が就任した際に、すごく期待したと思います。
その想いを考えたとき、涙が出てきそうになります。ようやくアメリカに核兵器廃絶を真剣に訴える大統領が現れたか、と。

でも現実は難しいものです。逆に日本は北朝鮮の核ミサイルの脅威にさらされています。
なにもできなかったオバマ大統領は最後に広島で何を伝えるのか。

日本では「オバマは原爆使用を謝るべきか」という議論が活発化しています。
それで早速アメリカ政府は火消しに走っています。

ホワイトハウスは、1945年の原爆投下への謝罪を意味するものにはならないと強調している。

ベン・ローズ大統領副補佐官は、オバマ大統領は広島市の平和記念公園を訪問し、「その場所とそこで起きた出来事の意義についての思いを表明するだろう」

「大統領は、第2次世界大戦末期の原爆使用の決定を再考するわけではなく、われわれが共有する未来に焦点を絞った前向きな展望を描く予定だ」

引用元・AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3086648?pid=17868277


私自身は謝罪は不要だと思います。
過去を振り返らないほうがいい。

確かに原爆で一般市民が大量に殺戮され、戦後も後遺症に苦しむ方々の存在を考えたら、言葉になりません。
しかし、日本は敗戦を受け止め、アメリカに国防を担ってもらう代わりに、戦後復興に全力を注ぐことができました。我々の先輩方がこうして平和な国を作ってくれた経緯も踏まえたうえで、大統領の謝罪は不要だと言いたいのです。

日本人は原爆投下の過去をすでに乗り越えています。
だから謝罪は必要ない。
ただ核兵器が使用された唯一の国として、当然ながら核兵器の恐ろしさを私たちは理解しています。
その想いだけでも、オバマ大統領に受け取ってもらいたいと思います。それで十分です。

安倍首相の発言が全てを説明してくれています。

 「今度、オバマ大統領が実際に被爆地に足を運ぶ。それはアメリカ大統領にとっては大きな決意だったと思います。そして、唯一の戦争被爆国の首相である私とともに、世界で唯一核兵器を使用した国の指導者が、ともに犠牲者に対して哀悼の誠をささげる、このことが、まさに被爆の犠牲となった方々、そして今も苦しむ人々の思いに応えるものだと私は信じております」

引用元・産経ニュース
http://www.sankei.com/politics/news/160510/plt1605100055-n2.html


余計なことですが、広島はすごい警戒態勢が敷かれるでしょうね。


Mitsuteru.O


Mail:japan.in.the.world919@gmail.com


 

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