タグ

タグ:自殺

電通社員の衝撃的な自殺 日本社会が生んだ大きな悲劇

カテゴリ:
衝撃的なニュースが飛び込んできた。昨年4月に入社した電通の新入社員が、同年12月に自殺したニュースである。
労災認定が労働基準監督署によって認められ、会社の責任が表ざたになった形である。自殺に追い込まれたのは、高橋まつりさん。相当な心労を抱えていたのだろう。

高橋さん自身の詳細なことはよくわからないし、調べることはナンセンスだと思うのでそれらの情報は他サイトに譲るが、電通社内で相当な時間の労働を強いられてきたようだ。
新聞各紙の記事によると、高橋さんの時間外労働は105時間に達しており、時には31時間連続の勤務をこなしたこともあったという!
その結果、長時間労働による精神障害を発症し、会社寮の廊下から飛び降り自殺をしたということだ。

電通自殺
 

さらに電通社内で「君の残業時間は会社にとって無駄」「女子力がない」などというパワハラを受けていたことが明らかになっている。(10月8日付け・読売新聞社会面から引用)
長時間にも程があるくらい働かされて、あげくの果てに上司から「君の仕事は無駄だ」と言われたらたまったものではない。高橋さんはきっと真面目で素直に残業をこなして文句の一つも言えなかったのだろう。
新入社員で発言権も無かったのかもしれないが、直属の上司と、その他周りの先輩社員にも大きな責任がある。

確かにその先輩社員達も新人の頃は多くの残業をこなしてきたのだろう。だから伝統的に新入社員には法定外の残業を強要する。それはまるで高校野球の暴力事件のように、伝統的に1年生は先輩の言うことは絶対で、暴力を受けることは当たり前だ、という感覚と同じである。(例えであり、全ての野球部がそうではありません)
一流大学を出て、就活に苦労して大手広告会社の電通に入社したのだから、簡単には辞められない。これに耐えたら多くの収入を得られ、特別な経験ができる。そう我慢してこれまでの新入社員は乗り越えてきたのだろう。しかし人間は全員が同じではなく、性格もこれまでの生き方もそれぞれ違う。それを理解できない電通の労務管理者は非難に値するだろう。

電通本社
 

電通は年間売上高数兆円を超える大企業で、広告代理店では世界最高規模の会社である。しかしその大規模な売り上げの背景には社員への鬼労働があったのである。
電通は批判を免れない。社会全体として決して忘れてはいけない。社会的な責任は非常に重い。

電通のホームページによると、労働環境の整備についての記述が掲載されていた。そのなかで健康管理体制の項目があり、読んでみると、
「社員が心身共に健康で過ごすことができるよう、予防対策から復帰支援まで、きめ細かい健康管理対応を心掛けています」
と書かれている。残業105時間、31時間連続勤務で、きめ細かい健康管理対応?とんでもない話である。

私のような大学中退者で雑誌記者だったような者は何時間でも働くことができる。学力も無ければ地位も名誉もない。働いて結果を出して収入を得て、生活するしかない。毎日必死である。多くの人がそうしているはずだ。世の中はそんなに甘くないし、理想と現実は全く異なる。しかし、その風潮が日本社会に当たり前のように広がっているのは事実であり、政府がいくら「時間外労働を守れ」「働く環境を改善していこう」と主張しても、実際に決めるのは企業自身である。ましてや一流大学を出て、やっとの思いで大企業に入社した人たちには大きなギャップを感じるのだろう。高橋さんも大きな夢と希望を持って入社したに違いない。誠に無念である。ご冥福をお祈りする。

日本人は真面目で一生懸命働く。それはもっともなことであり、間違いではないが、命を自ら絶つところまで追い込むのは絶対に間違っている。しかしそれは企業だけの責任でなく、日本社会の雰囲気がそうさせているのかもしれない。賃金の上昇も含めて、労働環境の改善はすぐに実現できない。解決するには多くの時間が必要になるだろう。会社経営者一人ひとりの意識の問題なのだから。


今、世界で起こっていること。みんなで考える。
「NOW! TIMES」
 

いじめ問題は国策として取り上げるべき だが、いじめ撲滅は不可能なのが現実

カテゴリ:

いじめが原因による自殺事件が多発している。
いじめ自体は昔から存在する問題であるが、社会問題として国民に認識されたのは最近になってからである。
それは、「いじめの定義」があやふやだった点と、「いじめのハードル」が低くなったことが国民への認知につながったと思われる。


いじめの定義と現代のこどもの思考

いじめTOP



日本は国としていじめの定義を次のように定めている。

1、自分よりも弱いものに対して一方的に
2、身体的・心理的な攻撃を継続的に加え
3、相手が深刻な苦痛を感じているもの

と定義付けされている。しかし、「その判断には表面的・形式的に行なうことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行なうことに留意する」とされている。
さらに平成18年度の生徒指導上の調査以降、いじめの定義が追加され、

「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的・物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの」も、いじめと認められることになっている。


世の中には何でも基準となるものや、見本のようなものが必要なケースが多い。それに照らし合わせて人々はルールを守り、生活している。
しかし、いじめのような多種多様なケースが想定される場合、そのルールやガイドラインは無効化、さらには悪循環を生むケースが多々ある。
ルールに合わないから実際起こっているいじめを無視し、自殺を引き起こすケースもあるに違いない。


あくまで定義であり、柔軟に解釈するべきものだが、いじめとは何か、を考えたときにこの定義を利用する場面が多い。
今後もこのいじめの定義は世の中の人に多く読まれることになるだろう。いじめ行為を受けたことのない人や、いじめの場面に遭遇してこなかった人からすれば、いじめの意味やいじめの実態すら知らない人がほとんどである。
その時にいじめとはどういうものなのか、言葉として理解するには、この定義を読むしかないのだ。


学校や子どもの世界の現場で、いじめと認定することは難しい。どうしても後手後手に回るのがいじめ対策なのだが、果たして効果的ないじめ防止策は存在するのだろうか。
子どもの思考で考えれば、それがいじめだとわかっていて行なっているケースと、そうでないケースがある。
子どもの思考回路はまだ未熟で、善悪の判断がまだ成熟していない。だから少年法というものが存在する。だからといっていじめ加害生徒を擁護するわけにはいかない。
これだけ世間がいじめ問題、自殺問題に関心を持っている中で、そして学校内でもいじめ問題についての授業が増えるなかで、未だにいじめが耐えないのが現実である。


これだけいじめは悪であり、命を奪うものであることが叫ばれても、いじめ自体はなくならないのが子どもの世界なのである。
いくら「いじめ撲滅」「いじめ根絶」と叫んでも、子どもの世界には通じないことがあることを理解しておきたい。


残念ながらいじめは無くならない
それが現実


先にも述べたが、昔から学校現場でいじめ行為は存在した。暴力行為や、嫌がらせ、悪質な発言等で苦しんだ大人たちもいるだろう。
その時代から何が変わったかといえば、いじめ行為の多様性、自殺への制御が利かなくなったことがあげられる。


暴力性を伴うものや、外見などを理由に暴言や嫌がらせを行なったり、集団で一人の児童を追い詰めたりする。
そして今の時代になりあ、新たないじめの手法が見つかっている。それは「SNSいじめ」である。
LINEでグループから退会させられたり、故意的に「既読スルー」をされたりするのが主な特徴である。


まさに時代を反映したものである。現代はSNSに依存した社会になっており、子ども達の世界でもSNSでの連絡手段がもはや普通である。
子どもだけではなく、社会人、高齢者までもがSNSを活用して生活をしている。依存しているということは、SNSの影響力は多大であり、実際社会と同じようにいじめ行為が可能という訳だ。
まさかLINEでいじめ!?大人たちは思うこと無かれ。これが子どもの世界で行なわれている実態である。

LINE いじめ1

LINE いじめ2

LINE いじめ3


しかし勘違いしてはならないことがある。スマホが普及してSNSが流行っているが、すべての問題がSNSにあるのではない。
スマホが普及しなければ、いじめが減ったかといえばそうではない。子ども達の道徳心や善悪の判断が間違っているということである。
スマホやSNSは「いじめの手段」であり、道具に過ぎないのだろう。いじめ行為で暴力や暴言を吐くことと同じように。


最大の問題はいじめが原因による自殺をどう防ぐかである。
いじめを受けている生徒自らが教師や親に勇気を振り絞って、自分がいじめに遭っていることを打ち明けることが理想的なのだが、それが一番難しい。
第三者に言うことで、いじめがエスカレートするのではないか、と考えるからだ。


「自殺する方もにも問題がある」という趣旨の考え方を持つ人もたくさんいるだろう。
ダウンタウンの松本氏もそのような考えを発言していたが、その側面も当然考慮しなければならない。
原因がなんであれ自ら命を絶つことは決して望ましいことではない。家族、友人、社会全体に影響を及ぼす行為であることは間違いない。


自殺は自殺を呼ぶ、と理論がある。
ニュースでの報道やネットでの拡散が、自殺を考えている人々の背中を押してしまう現象だ。
「あ、私も自殺しよう」と考えてしまうのだ。これは本当に大きな問題であり、改善sていく必要がある。
しかし、自殺事件を規制することはこれまた違和感がある。マスコミには自殺報道に関するマニュアルみたいなものが存在し、それは内閣府が作成した資料であることも明らかになっている。
参考→「自殺予防 メディア関係者のための手引き」内閣府 http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/link/kanren.html


例えばセンセーショナルな報道をしないこと、自殺の手段や行為を詳しく報じないことなどを、求めている。
一見、報道の自由の視点から見れば矛盾しているように思えるが、やむを得ない。
メディアはその影響力を自覚するべきであるし、報道することで逆に自殺を誘発するようなことがあってはならない。
本来なら社会問題であることをクローズアップして、自殺は決してやってはいけない、ということを認知させることが重要だ。


しかし自殺を考えている人たちは極限状態であり、精神的には限界を超えている状態である。
いくら第三者が「自殺はダメだ」「自殺するなんて信じられない」と言っても聞く耳を持たない。
逆にその言葉が不愉快に感じ、孤立感を抱いてしまう。「そんなことはわかっている。でも、もう限界だ」と来るんでいる人がこの日本にはどれだけいるのだろうか。


これからもいじめ問題と自殺予防の研究を続けていくが、正直に申し上げて万能な解決策に出会えるかどうか自信が無い。
かといって、政策論や精神論に逃げるつもりもない。
あくまで子どもの視点に立ち、または自殺願望のある人々に寄り添い、一緒に解決していく必要があると考えている。
日本が抱える深刻な社会問題であることに変わりないのだから。


Mitsuteru.O


進路指導ミス 学校側が生み出した悲惨な自殺

カテゴリ:


去年12月、広島県府中町の中学3年生の男子生徒が自殺した問題で、学校と町の教育委員会が8日夜、会見し、生徒の指導の際に使った「万引きの非行歴があった」との誤った資料について、誤りが判明したあとも学校のサーバーにデータが未修正のまま残っていたことを明らかにしました。会見で学校側は、情報管理に問題があったと謝罪しました。

NHK



考えられない!こんなことがあっていいのか。全くふざけた適当な進路指導で、100%学校側に責任がある。
誤った進路指導でこの生徒の将来が狂った、学校側が生み出し自殺事件だ。



いじめでもなんでもない学校側が生んだ前代未聞の事件である
 
自殺1



この学校では3年間に非行の事実があった場合、校長推薦を高校側に出さないルールだったらしい。
元々は過去1年以内というものだったらしいが、校長の判断で3年間という決まりにしたようだ。
その理由が「高校側の信頼を得るため」だという。



信じられない。生徒の意欲、頑張りを無視して、高校側の信頼を得るための措置だったとは!
生徒に向き合うことよりも、高校側に配慮したルール作りが行なわれていたようだ。



しかもそのルールは別として、今回自殺してしまった生徒は何の非もない。
それを誰かのデータと間違えて進路指導をしたのが発端だ。
記事にもあるように、データの間違いに一旦は気付いたものの、サーバーの保存データは修正されなかったのが原因だという。
この生徒は恐らく?非行をした過去がないのであろう。この生徒は認めるような応答をしたらしいが、死人に口なしである。
学校側が今でも隠していると思われても仕方ない。



というか、教師たるもの、非行の事実をパソコンとかに頼らず、しっかり把握しておくのが当たり前じゃないのか?
「この生徒は過去にこんな非行をしていた」と頭に入れておかないと、生活指導ができないのではないのか?
保存データがどうのこうのではなく、生徒のことを心から考えていない表れなのではないか?


自殺を公表しなかったのは自殺した保護者の意向だと言うが・・・。
 
自殺2


校長。謝罪して済むような問題ではない。

自殺3



しかし、このような学校に通う生徒は本当に不幸だ。生徒のことを何だと思っているのだろう。
親身になって生徒に接する教師は本当に減ってしまったのだろうか。生活指導の教員などは当然のことのように、生徒それぞれの過去の非行について、頭に入れておくべきだろう。
でないと、その生徒の属性や性格を把握したうえでの、指導ができないのではないか。誤った方向へ行こうとしている生徒を立ち直らせることも教師の役割なのに...。








遺族の方の気持ちを考えたら、言葉にならない。
このような”事務的”ミスで、子どもの命を失ってしまったのだから。
自殺するくらいである。相当なショックだったのだろう。夢を実現させるために志望する高校の推薦をもらえなかった。しかも自分は万引きなどしていないのに・・・。



またこうして、失わずに済んだ命がひとつ、消えていった。
しかもいじめではなく、学校側が生んだ悲劇である。



できることは再発防止のみだ。どこの学校でもありえてしまうことだ。
データ管理と、誤りがないように各学校は徹底してほしい。
そして非行事実がある場合、推薦が出せない事情はわかるが、3年間の期間はおかしい。
1、2年時に不良だった生徒も、3年時には大事なことに気付き、真面目に立ち直る生徒はいくらでもいる。その希望を失わせないようにすることが、真の意味で生徒に向き合うことなのではないかと思う。



そして教師が本当に生徒のことを思っているのなら、生徒が行きたい学校へなんとかして行かせたい、と思うものだろう。
なんとかする過程で、もしかしたらこの誤ったデータに気付いたかもしれない。そう思うと本当に心が痛い。
生徒のご冥福を祈ります。ご遺族の方に、お悔やみを申し上げます。


mitsuteru.O




時代は変わった すべてのいじめ問題は自殺へと直結する

カテゴリ:
新年が明けてから、世の中の動きは異常なほど不穏な動きを見せています。
国際情勢に限らず、日本国内でも時代が多様に変化していくことが如実に感じ取れる、2016年の幕開けです。

子どもを巡る問題でまた痛ましい事件が起きました。
沖縄の豊見城市の小学4年生の男の子が、首を吊って自殺をしました。

なぜ防げなかったのか...。
自殺があるごとに様々な問題点が指摘されていますが、残念ながらいじめと自殺のニュースは定期的に見かけるようになってきました。
今回のケースは報道されている情報を読む限り、完全に学校側の責任を言っていいでしょう。


「いじめ問題専門委員会での審議については、現時点では自殺につながるいじめは確認されていない。真実を求め、誠心誠意取り組んでいきたい」(豊見城市 照屋堅二 教育長)

K10010367221_1601102110_1601102111_01_03


この「自殺につながるいじめ」とは何なのか?
そもそも「自殺につながるいじめ」と「自殺につながらないいじめ」の区別は可能なのか?

もしかすると、教職員の中でいじめに対するマニュアルがあって、いじめの度合いによって対応を決めるような仕組みがあるのでしょう。
しかし、これも自殺してしまったあとの調査であって、今回のケースいじめがあったことすら気付いていない様子であります。
小学4年生の子どもが、自ら死を選んだのですよ?
責任ある大人たちは、この生徒に相当な苦しみがあったことを理解できないのでしょうか?


今こそ時代の流れにあったいじめ対策を

CWfwEBsU8AA1I4B
なんとしても苦しむ子ども達を救ってあげたい。

明らかに現在の日本は、いじめが原因の自殺が増えています。
今は冬休みが終わり、学校が再開される時期です。いじめにあっている子どもたちは長期の休みで辛いいじめから一旦解放されたにも関わらず、また地獄のような日々を送るわけです。
現代の人々はある意味で冷たい、あるいは個人主義的な風潮が色濃く染み付いていると思います。

「いじめを受ける側にも原因がある」
それはそうかも知れません。でも、弱者を救うことは人間として、または日本人の精神として大事にしなくてはならないことではないでしょうか?

大人が助け合いの精神を子ども達に身を持って教える。それを怠ってきたから今の不穏な冷たい世の中になったのではないでしょうか。

そして自殺する子ども達が増えました。
これは完全に、自殺報道に影響されていると考えます。

「あ、同じようにいじめに遭っている人が自殺した。俺もしようかな」
まだ考えが未熟な子どもの考えることです。突発的に”死”を選ぶことさえありえるのです。
まさに「負の連鎖です」自殺が自殺を生んでいるのです。

大人たちはそれを、「どうかしている」と思わず
「時代は変わったんだ」「子ども達を守らなければ」と思って欲しいのです。
特に教育に携わる方々には、心底願うばかりです。

いじめ対策の不備に、教職員の多忙さがあげられます。でも勉強を教えることだけが教師の役割なのですか?
道徳、人間形成も含めた教育が基本ですよね?
ならば、いじめ対策(人間関係、対人関係構築のディスカッション)などの手法も取り入れながら、多様な教育を行なうべきです。


以下に日本未来マガジンのいじめ対策案を提示します。

・教職員の多忙対策にスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの大幅な増員
(文部科学省や内閣府で責任を持って予算確保の上)

・月に一度のいじめアンケート調査
(繰り返ししつこくやることにより、タイムラグを防ぐ。さらにはいじめの抑止効果も期待できる)

・道徳授業の強化
(先にも述べたが生徒自らが発言をするパネルディスカッションが効果的。週に3~4時間程度は確保したい。教師もそこでいじめが無いか見極められる)


現在もいじめ対策案を検討中であり、今後も追加で本ブログに掲載していきます。
どこかで見てくれている行政関係者がいればぜひ取り入れてもらいたいと思います。

また自治体ごとの対策案ではなく、国家として取り組むべき課題であると私は思います。
そこまでいじめ、自殺問題は大きな問題です。自治体の財源不足でいじめ対策に差が出るのは、絶対におかしなことです。

もう二度と、いじめによる子どもの自殺者が出ないことを、心から願っています。


記事・TERU

 

千葉で高校生が飛び込み自殺 いじめの連鎖を防ぐには

カテゴリ:
5日午後、千葉県八千代市の東葉高速鉄道の駅で高校3年の男子生徒が線路に飛び込み、電車にはねられて死亡し、警察は自殺とみて調べています。

4


悲劇は続きます。

先日、名古屋市で中学1年生の少年が自殺をしましたが、それに影響された側面があるのでしょうか。
自殺のニュースとして大々的に報じられて、同じようにいじめを受けている子どもたちが
「自分もこの苦しみから逃げよう」と思ってしまうことが多いようです。

その「逃げ道」はもっと他にあったはずなのに。
非常に辛いニュースがこのところ続いています。


日本社会全体の風潮


今回の千葉県の自殺のニュースは、各マスコミであまり大きく報じていないようです。

後日、特集などでいじめ問題が取り上げられることと思いますが、やはり社会に大きな影響力を発揮できるメディアの役割はとても重要です。
今の若い世代はニュースや他の情報をスマホなどを利用して、ネットで収集しています。

大手メディアもネット戦略(デジタル化)にシフトを移して、積極的に戦略を転換させているようです。
ここで指摘しておきたいことは、ただ読者獲得のために動くのではなくて、「マスコミ」として現代社会の現状をもっと問題提起して、社会を良くする活動を広げてほしい。

影響力があり、資金力も豊富な大手メディアなら、それができるはずです。
つくづくそう感じるのです。

いじめ問題も時代によって変わり、直接的な攻撃から、ネット掲示板やSNSなどで傷つける言葉などを使い、いじめが広がっています。
若い世代が興味を持つサイトやSNSを作り、(直接社会問題に関わるものではなくて情報収集のためのサイト)そこから若い世代にいじめ問題を訴えていく。
影響力のあるメディアがそれをやれば、少しはいじめも減るのではないでしょうか。

教育現場や周りの大人たちの冷めた態度も非常に問題です。

「いじめなんて、なぜそんなことをするかな」
「いじめられている方にも原因があるでしょ」

そのような意見が良く飛び交います。しかし、子どもたちはまだ未熟で成長段階にあります。
大人たちが実際そうであったように、周りの大人たち、親、先生によって様々な教育(勉強以外にも道徳心や礼儀)を受けてきたのではないですか?

そうして育ってきた大人たちのすべきことは、子どもたちの未来を明るくしてやることです。
それが大人の義務だと思います。

結婚して、子どもが生まれて、自分の子どもだけが幸せになればそれでいいのですか?
絶対に心から「そうだ」とは言えないはずです。
なぜなら身内以外の大人から、たくさん色んなことを教わってきたからです。

いじめ問題は子どもたちだけの問題ではありません。
周りの大人たちが気付いてあげて、できる限りのことをサポートしてあげること。
これが基本的ないじめ対策なのです。


勉強よりも生きることが最優先


しかし現状はそんなに甘くはありません。
名古屋市の自殺でもそうですが、現場の教師にいじめ問題への真剣な取り組みが見られなかったからです。

3
 

名古屋市の教育委員会が中学校の全校生徒を対象にアンケート調査を行った結果、20人の生徒が男子中学生がいじめられているところを「直接見た」と答えたことが分かったのです。

「悪口などを言われていた」
「仲間はずれや無視をされていた」
「軽くぶつかられたり、たたかれたりしていた」
「部活動以外の学校生活で見た」

絶対に教師も見ているはずです。ここから何かのサインに気付くべきでした。
心から、生徒の将来を思い、健全な社会人になって欲しいと願う教師なら確実に気付くでしょう。

いじめの現場はほとんどが学校内なわけですから、教師に責任があるのは当然です。
教育委員会がどうとか、そんなことは論外で、現場で起こることにすべて問題が生じているのです。

勉強の成績を優先する、日本の教育体制は絶対に間違っています。
良い高校・大学に行って、大企業に就職するための学校ですか?

社会に適応して、自分にあった生き方を探す。道徳心や礼儀を学ぶ場所なのではないですか?
日本の社会全体の空気を変えていかないと、いじめ問題はなくなりません。
社会問題になってもう何年経つのでしょうか。

なかにはいじめ問題に熱心な教師もたくさんいます。
授業や担任の仕事以外にも、様々な雑務があるなかで、いじめ問題に取り組む時間がない、ということも理解できます。

しかし、いじめ問題は自殺につながるものです。
命に直結する問題なのです。何よりも大切なことです。

いじめ専門の社会福祉士(ソーシャルワーカー)を増やすべきです。
実は私も今、資格取得の計画を立てています。ここで記事を書くより、現場で直接いじめ撲滅を積極的に推進したいからです。

子どもたちは希望の光です。今後の日本を、国際社会を作っていくべき人材なのです。
それを健全な道へと導く。それが大人に求められている責任だと思います。


執筆・藤堂 秀光

このページのトップヘ

見出し画像
×