イスラム教徒の儀式、ラマダンが6日に始まり信仰を深める儀式であるがゆえに、それを悪用して、イスラム過激派がテロ攻撃を仕掛けるのでは、という情報が入ってきている。
特にISは過激なカリフ制国家建設を目指していることから、イスラム教徒に対して攻撃を仕掛けるようにと、呼び掛けているようだ。


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ラマダンは断食や性交渉などの禁止を通じて、イスラム教への信仰心を高める儀式のことであり、何もそれが過激な思想であるわけではない。テロリストらはラマダンを逆手にとり「敬虔なイスラム教徒なら聖戦を行うべきだ」として、イスラム教徒を煽っている。
これは、本来平和を願うイスラムの教えに背くことであり、国際的にも絶対に認められない主張であることは誰の目から見ても理解できる。



イスラム教徒やラマダンが危険なのではない。一部の過激派テロリストが悪なのである。それをしっかり頭に入れておきたい。
シリアなどでは、内戦の影響でラマダンのような行事に参加できないということが報告されている。外に出歩くのも危険であり、イスラム教徒の信仰を妨げているのが、同じイスラム教徒だという矛盾を生み出している。



国際社会はラマダン突入で、最高レベルのテロ警戒を実施する。国際行事などでの大規模なテロが警告されているので、注意したいところである。
なお、先日ウクライナでテロ容疑の男が逮捕されたが、その人物はどうやらイスラム過激派ではないらしい。極右主義者の計画だったらしい。しかし、機関銃4丁に銃弾が数千発押収されており、とても危険な状態であった。



何度も指摘しているが、日本でテロ攻撃が行われるリスクは高い。その場合、イスラム過激派のみならず、反日組織や左派による攻撃に注意したい。サミットが終わってもテロ警戒を決して怠ってはならない。



Mitsuteru.O

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