トランプ氏の側近が決まったようです。首相補佐官に共和党の主流派であり穏健派とされるプリーバス氏が。主席戦略間にバノン氏が就任するとのこと。両者はトランプ氏の選挙運営の中心人物で、言わば論功行賞的な人選だったと言えるでしょう。

プリーバス

さて、大統領選に勝利したトランプ氏はゆっくりと始動しているようです。CNNによるとトランプ氏は声明で、両氏の資質と協力態勢が「我々を歴史的勝利に導いた」との見方を示し、「2人をともにホワイトハウスに迎え、米国を再び偉大な国にする」と述べた。

トランプ陣営の声明によれば、両氏は選挙期間中と同様、互いに対等な立場で指揮を執り、連邦政府の改革に臨むという。党指導部のライアン下院議長とマコーネル上院院内総務は10日、トランプ氏にプリーバス氏の起用を強く促していた。


あえてプリーバス氏とバノン氏の仲が良好であることを前面に打ち出すことに違和感を感じますが、共和党の顔を立てたということでしょうか。トランプ氏は破天荒で過激な発言が目立ちますが、世界有数の不動産王が大統領にまで登りつめた背景には、表に出ない調整能力や、根回しの柔軟さにあるのではないでしょうか。


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