最近トランプ氏の話題ばかりになっていますが、日本の同盟国である米国の動向は重要ですので致し方ないと思っています。現実に大統領になることが決まったことで、各方面で政策の調整や、有識者による予想が飛び交っていますが、米軍幹部がワシントンで重要な発言をしています。


・米太平洋軍ハリス司令官は15日、首都ワシントンで講演し「アメリカにとってアジア太平洋はかつてなく重要になっており同盟国への確固たる関与は変わらない」と述べ、同盟関係の重要性を強調
・米国は政権の移行期に入っているが、米国では軍の司令官がレイムダックになったことはかつて一度もない
・トランプ、オバマ会談では核となる戦略的な関係の維持に多大な関心を示していたことも明らかに。トランプ氏のもとでも重要な同盟関係は維持されるという見方を示す
安全保障の分野で様々な発言を選挙期間中に行ってきましたが、軌道修正せざる得ない状況なのでしょう。オバマ大統領との会談で、トランプ氏は大統領になるということの意味を少しは理解したのではないでしょうか。
政策ブレーンや政権移行チームも固まり、いよいよ大統領就任へ近づいているわけですが、日本を含む米軍の抑止力に頼っている各国は固唾を飲んで行方を見守っています。今回の米太平洋軍司令官の発言通りに理解すれば、日米同盟は維持され、在日米軍基地の経費負担に関しても、一定の妥協策が取られるものと予想されますが...。何せトランプ氏の考えがハッキリと伝わらないため、今はそのような予想しかできません。とにかく各方面でトランプ氏を抑制させようという動きが見られますし、今後も当面続くと思われます。
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