トランプ大統領が打ち出した入国制限措置の対象国となったイランに反米感情が高まっている。イラン政府は早くも対抗措置を検討しているようだ。

イラン政府は、米国民のイラン入国を制限することをすでに表明している。

政治評論家ハッサン・モハマディ氏は「米国は中東での影響力を取り戻すため、イランへの圧力を強める」と分析。(読売新聞)

イランのジャハーンギーリー第1副大統領はイランの人々は世界でもっとも高度な文明を持っている人々だとし、テロの犠牲になってきた彼らをテロ支援で非難することはできないと発言。(ParsToday)

イラン副大統領


さらにイランは弾道ミサイルの発射実験を実行。

中東のイランがこのほど、中距離弾道ミサイルの発射実験を実施した。米国防当局者がCNNに明らかにした。米国でトランプ政権が発足してから同国のミサイル実験が確認されたのは初めて。
同当局者によると29日に行われた実験は失敗に終わり、米国や周辺の同盟国が脅威にさらされることはなかった。

米上院外交委員長で対イラン強硬派のコーカー議員は、ミサイル発射実験を国際協定違反と非難。「イランにはこれ以上、国際社会の平和と安全を脅かす敵対行為を許すべきではない」との声明を発表した。
(CNN)

オバマ時代に米国とイランが核合意をしたことで、両国関係が接近したとの報道があるが、それは真っ赤な嘘。イランは米国の永遠の敵。パキスタン同様に、米国に対しては今後の敵対路線を貫くのは必至の情勢。
両国間の諜報合戦は、リアルタイムで頻繁に行われているだろう。

(大阪発・Mitsuteru.O)
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