ロシアによるウクライナ侵攻が現実味を帯びてきた状況で、バイデン大統領が大きな決断をした。
英BBCによると戦闘準備が完了している米軍部隊8500人を東欧に派遣する用意ができていると報じている。国防省のカービー報道官はまだその決定はなされていないが「状況が発展したときのみ」派兵が決定されるという。https://www.bbc.com/japanese/60121448

国防省の報道官が発表したのでこれは事実で数日前からホワイトハウスでも議論が尽くされた結果だろう。「弱腰バイデン」というレッテルが世界中に広がっている中、中露への対応で失敗してきたバイデン大統領も少し強気の姿勢を見せたほうが良い、という助言があったのかも知れない。

すでにウクライナには米軍からの軍事支援物資が届けられているし、臨戦態勢にあるのは間違いない。
米国内ではロシアやプーチン大統領個人への制裁を検討していたが、効果が乏しくそれが戦争抑止になるという保証もないため、策が無い印象だった。

ここ数日の動きを見れば、ウクライナ侵攻が秒読み段階で、おそらく衝突が起こるだろう。
NATO加盟国への攻撃は加盟国全体への攻撃だと見なす北大西洋条約第五条に基づき、米国も動かざる得ない。ここ数日のうちに動きは活発化するはず。大規模な戦闘が始まるかも知れない。


このエントリーをはてなブックマークに追加