日印首脳会談にロシア批判なし


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一体何のために岸田首相はインドに訪問したのだろうか。日本の国際的な存在感がより一層低下したと言える。岸田首相はインド・ニューデリーでモディ首相と首脳会談、共同記者会見を行った。そのなかでの主な合意点は、

●ウクライナでの戦闘の即時停戦を要求
●原子力施設の安全と人道危機の解決を求める
●中国を念頭にアジア太平洋での連携確認
●日本はインドに対して今後5年で5兆円の投資を発表
●2プラス2の早期開催で合意

驚くべきことに産経の記事で紹介されていたのは、外務省幹部の発言として、「日本と話をしてインドのロシアに対する立場がひっくり返ることはありえない。前向きな対応を少しでも引き出せればいい」と発言したらしい。日本の外交を担う外務省幹部がこの程度のやる気の無さなのである。最初からロシアに対して圧力を掛けようと、思っていない。外務省の怠慢には最大級の抗議を意を表明したい。


政府、ロシア産水産物禁輸見送り 岸田首相の弱腰姿勢


日本政府はロシアへの経済制裁の一環として検討していた、ロシア産の水産物の禁輸を見送る方針を決定した。禁輸に踏み切れば、ロシア産を扱う水産加工業者が廃業に追い込まれ、地域経済に打撃を与えかねないと判断した模様。

ロシアからの輸入は、カニが380億円、サケ・マスが200億円、タラの卵が132億円、ウニが98億円。特に、タラの卵やウニは国内消費に占めるロシア産の割合が高く、輸入を禁じれば、加工業者に加え、外食産業にも影響が及ぶ。政府関係者は「与党議員の抵抗が激しく、(禁輸実施は)難しい」と話しているとのこと。

岸田首相の弱腰外交にはうんざりだ。どれも外務省の官僚の言うことなのだろうが、政治的リーダーシップを発揮することなく官僚の言いなりになっている情けない指導者を国民は望んでいない。本当に弱腰で日本の国際的な名声低下に拍車を掛けるだろう。私は今後岸田内閣を支持しないかも知れない。


ロシア、極超音速巡航ミサイルを使用


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ロシア国防省は19日、航空機から発射する極超音速巡航ミサイル「キンジャル」を18日にウクライナ西部イワノフランコフスク州で初めて実戦使用し、武器貯蔵施設を破壊したと発表。

ついにロシアが次の「兵器」を使用した。戦局がうまく進まない中、極超音速ミサイルや生物化学兵器、さらには小型の核搭載爆弾を局地的に使用するのではないだろうか。これらの攻撃は停戦交渉を有利に進めることを目的としており、ウクライナ東南部の制圧を維持しつつ、キエフを包囲し、局地的に大量破壊兵器を使用するのではないだろうか。


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